太平日久(太平の日、久し)(「東京夢華録」)
冬至まであと50日ちょっとになってきました。来週は立冬だ。春とおからじですなあ。楽しみだなあ。

ハロウィンだ。
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太平日久、人物繫阜、垂髫之童、但習鼓舞、班白之老、不識干戈。
太平の日久しく、人物繁阜し、垂髫(すいちょう)の童はただ鼓舞を習い、班白の老は干戈を識らず。
太平の日が久しく続いて、ひとも物資もどんどん増え、おかっぱ髪のわらべはただ音楽やダンスを習い、白髪まじりのおじいは盾と戈、すなわち戦争のことを知らない。
時節相次、各有鑑賞。灯宵月夕、雪際花時、乞巧登高、教池游苑。
時節相次ぎ、おのおの鑑賞有り。灯の宵、月の夕べ、雪の際、花の時、乞巧、登高、池に教え苑に游ぶ。
一年の季節は次々に移り変わり、どの時期にもすばらしい行事がある。灯火を飾る正月中元、月を愛でる中秋、雪の季節、花の時期、編み物が上手になるよう祈る七夕、家族で高いところに登って健康を祈る重陽、あるいは池のほとりで音楽を教え、園地を散歩する・・・。
挙目則青楼画閣、繍戸珠窗、雕車競駐于天街、宝馬争馳于御路、金翠燿目、羅綺飄香。
挙目すれば青楼・画閣、繍戸、珠窗、雕車は競いて天街に駐し、宝馬は争いて御路に馳せ、金翠目を燿(くらま)し、羅綺は香りを飄(ただよ)わす。
目を上げてみると、青く塗られ絵を描き、扉には刺繍、窗には珠の飾られた高級酒楼の楼閣が目に入る。彫刻を施された車は、宮廷に向かう道に競うように止められ、宝で飾られた馬は、都大路を駆けていく。飾りの黄金とみどりは目をくらませ、うすぎぬの美しい衣(を着た人)は、あでやかな香水のかおりを振りまくのだ。
八荒争凑、万国咸通。集四海之珍奇、皆帰市易、会寰区之異味、悉在庖厨。花光満路、何限春游。簫鼓喧空、幾家夜宴。
八荒争い凑(あつ)まり、万国咸(みな)通ず。四海の珍奇を集め、みな市易に帰し、寰区(かんく)の異味を会して、悉く庖厨に在らしむ。花光は路に満ち、何ぞ春の游びに限らんや。簫鼓は空に喧(かまびす)しく、幾家の夜宴ぞ。
八方の辺境からいろんなものが争って集まってきて、万国のひととものはすべて流通している。四方の海の珍しいもの変なものは集まって交易され、天下の不思議な味わいは出会って、すべて料理されている。
花の光が道に満ちるのは、どうして春の行楽の時に限るだろうか(四季いつもそうなのだ)。笛と太鼓は空に騒がしく聞こえているのは、一体、いくつの家の夜の宴であろうか(あまりのも多くの家で祝宴が行われているのだ)。
ところが、
一旦兵火、靖康丙午之明年、出京南来。
一旦兵火あり、靖康丙午の明年、京を出でて南来せり。
ある日、戦乱が起こった。都・開封は靖康元年(1125)の変で荒廃し、わたしはその翌年、開封を捨てて江南に避難してきたのだった。
ああ、あの日々はどこに行ってしまったのだろうか。
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宋・孟元老「東京夢華録」序より。みなさんの数年後の姿かと思いましたが、靖康元年(1126)の翌年に避難したと書いてありますので、宋の時代のことでした。
研究開発減税というものがあるそうなんです。1兆円以上が減税されているそうですが、一位の〇〇〇自工は1200億円減税になっているとのこと。国会質問で「〇〇タですね?」と訊かれた政府側が「個別の企業名まで公開する必要はない」と回答。そんだけ支援してもわれら人民には教えられないというか。・・・まあいいや。どうでも。
少し前はもう少しまともな国だったと思うのですが。この連載読んで勉強しなおさないと。
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