有大流星(大いなる流星有り)(「宋書」)
そろそろでかい流星が来るかも知れませんよ。

この中の誰かが世の中をよくしてくれるかも知れないぞ。確率は低いが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蜀後主・劉禅さまの建興十二年(234)のことじゃ。
諸葛亮帥大衆伐魏、屯于渭南。
諸葛亮、大衆を帥いて魏を伐ち、渭南に屯す。
諸葛亮が大軍(「衆」はもともと旗を立てた複数の人の姿で、軍隊の意)を率いて魏に攻め込んできて、長安南方の渭水の南側に陣を布いた。
秋のある晩、
有長星赤而芒角、自東北、西南流投亮営。
長星の赤くして芒角有る、東北より西南に流れて亮の営に投ず。
長く尾を牽き、切っ先のような角のある赤い星が、魏の国のある東北方面から飛んできて、蜀のある西南方向に流れ、諸葛亮の本営に飛び込んだ。
三投再還、往大還小。
三たび投じて再び還り、大往きて小還る。
二回飛び込んでそのたびに反ってきた。その際、反ってくる星は飛び込んだ星より小さくなっていた。そして、三回目に飛び込むと、もう戻っては来なかった。
星占の書に曰う、
両軍相当、有大流星来走軍上、及墜軍中者、皆破敗之徴也。
両軍相当たるに、大いなる流星の来たりて軍上を走り、軍中に墜つるに及ぶもの有るは、みな破敗の徴なり。
両軍が対陣しているところに、大きな流星がやってきて、軍隊の上を飛び、軍隊の中に落ちてしまうものがあったときは、すべて軍破れ敗北する前兆である。
と。
九月、亮卒于軍。
九月、亮、軍に卒す。
九月、諸葛亮は軍中に没した。
蜀軍は、
焚営而退。群帥交悪、多相誅残。
営を焚きて退く。群帥こもごも悪み、多く相誅残せり。
軍営に火をかけて(相手に利用できなくさせて)、撤退した。しかし、多くの軍事指導者たちが互いに不信感いっぱいで、多く相互に殺し合いをした。
仲間割れです。みなさんはしないようにしてくださいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「宋書」巻二十三「天文志一」より。土井晩翠「星落ツ秋風五丈原」の場面でございます。しかし単純に隕石が落ちたのではなく、二回半往復したところから見てこれはUFOだと思われます。星占の書の記述を見ても、これは戦争しているところにUFOが飛んできて、銀河連邦から派遣されたエイリアンが
「戦争ヤメテ下チャーイ!」
と言ってるうちに操縦間違って墜落することがままあるのでは。あまり迷惑をかけないでほしいですね。読者諸姉兄におかれては如何に思われる。
コメントをどうぞ