薙除殆尽(薙除して殆ど尽く)(「桐橋倚棹録」)

やがて破壊的イノベーションが外部から来ます。なるほど、この説明はよくわかりました。

希少価値があるとお役人が来ますよ。

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蘇州にはかつて「白雲茶」という茶葉がありました。

僧房皆植、名聞天下。

穀雨前摘細芽焙而烹之、名雨前茶。其色如月下白、其味如豆花香。宋人呼為白雲茶。

色、味、香、韵、無可比擬、茶中王也。

ところが、

明時例、歳有司以此申饋大吏、詣山采制、胥皂騒擾。

「胥」(しょ)は「ちっぽけ」というような意味で、役所の下っ端の事務方(官ではない)をいい、「皂」(そう)はよく見れば納得できますが、どんぐりの象形文字。どんぐりのような黒色の意味を持ち、漢代の下僕がこの色の服を着ていたので、役所の下働きで肉体労働をするようなやつのことを言います。

もちろん、そのたびに役人たちは当たり前のように饗応やら挨拶品を求めた。

守僧不堪、薙除殆尽。

これで毎年の騒ぎは無くなりました。役人たちのおかげで、コロンブスの卵のような破壊的イノベーションが起こったのです!

現代(清の時代)になりますと、

聞今猶有萌蘖茁坳間。

これは、たいへん希少なものとして扱われております。

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清・顧禄「桐橋倚棹録」巻九より。我が国でも廃仏毀釈とか戦後進駐軍が来るというので石碑を埋めたり削ったりなどの破壊的文化活動を何度かしてますから、そろそろはじまるかも。イノベーションではないですが。

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