魏祚不長(魏の祚長からず)(「世説新語」)

普通は大丈夫ですよ。

でもあんまりくにたみ舐めてるといかんかも。

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東晋の太元三年、宮中の太極殿が完成した。このとき、謝安が宰相を勤めており、王献之がその長史(事務長)であった。王献之は王羲之の息子でおやじとともに「二王」といわれる書の名人です。

謝、送版、使王題之。

たいへん名誉なことであろうと思うのだが、

王有不平色、語信云、可擲箸門外。

「箸」は「着」の代わりなので、「はし」と読んではいけません。「ちゃく」です。前の「擲つ」に補助動詞のように引っ付いて、そのことを終える意味を添えます。「~してしまう」の「しまう」に該当するでしょうか。

謝、後見王、曰、題之上殿何若。昔、魏朝韋誕諸人、亦自為也。

※この韋誕の題字のエピソードも勉強になるので、今度お話しましょう。

王曰、魏祚所以不長。

「あ、そうか。わかった」

謝、以為名言。

それ以上、もう書けとは言わなかったそうである。

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南朝宋・劉義慶「世説新語」方正第五より。「方正」すなわち「マジメにやる」なので、単なるおふざけでごねているのではありません。あんまりすばらしい題額があると、それが運気を集めてしまうらしいのです。人の心が文字の方に行ってしまって、王朝への忠義の心が緩んでしまうのでしょう。
すごい看板があると運気を奪われてしまうかも知れません。〇林〇産省に「大臣お支え隊」ができたそうです。お支えせんとする忠勇義烈のその意気や良し(笑)。やはり看板は大臣が書くのかな。

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