六月不熱(六月熱ならず)(「清嘉録」)
台風が東から来て、雨が北から降ってくるので、冷たいです。

山のドウブツたちの怒りが人間にふりかかり、大自然が敵となるでぶー。
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立秋過ぎたんですが、今日はまだ六月なんです。明日が夏越の祓の日。もちろん旧暦です。みなさん旧暦で暮らしてないから気にならないでしょうけど、
六月不熱、五穀弗結。
六月熱ならざれば、五穀結ばず。
六月が暑くなければ、五穀が実らないんじゃぞ。
というコトバがあります。もう誰もコメなんか作ってくれないし、コメ無くなると困りますね。「いや、買うからいい。」なるほど。資源も国防もずっと買ってきたんだから、輸出まずいけどこれからも大丈夫というわけですじゃ。さすがにほん男児じゃ、頼みましたぞ。
さて、六月中に、
濃雲中見若修尾下垂、蜿蜒屈伸者。謂之龍掛。
濃雲中に修尾の下垂し、蜿蜒として屈伸するがごときものを見る。これを「龍掛」と謂う。
ぶあつい黒雲の下に長いしっぽのようなものが垂れていて、うねうねと伸びたり縮んだりしているのが見えることがある。これを「龍のひっかかり」と呼ぶ。
今日見ました。
龍掛が現れると、
雨止乎一方。
雨一方に止まる。
雨は龍尾のある方向だけが雨になる。
なんだそうですから、北の方だけ雨になるのかも。
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清・顧禄「清嘉録」巻六より。この本は清代後半の江南の風俗を記したもので、いまとなっては貴重なものなのですが、公表当時は本国より日本で大流行しました。
「やっぱりチャイナの人より日本人の方がいいものを見抜く力があるってこと」
ではなくて、向こうでは当たり前のことなので本で読むような人はいなかった、ということでしょう。筆者が二十五歳の時の作品というのを見ても、現地では「何を若造がのう」「何も知らぬくせにのう」「ほっほっほっほ」みたいな扱いだったと思います。
それでも若造が書き残してくれたので、今となってはたいへん貴重な記録になっています。最近これ読んでるんで、季節に合わせて使えます。
今日かなり簡単な理由はこちらを見てもらえるとわかってもらえるかも。忙しいんです。人生が。
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