兵賊之象(兵賊の象なり)(「後漢書」)
今日は外回りの仕事から帰ってきて、疲れてしまっていたらしく夕方まで爆睡。それでもまだ眠いです。明日は金曜日・・・と思ったら木曜日。もう体力もたないです。精神力はもちろん。

深海では何曜日か気にならないよ。毎日がフレキシブルだ。消費税払ってないよ。
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後漢の楊由、字・哀侯は蜀郡・成都のひとである。
少習易、并七政、元気、風雲占候。
少(わか)くして易と并せて七政、元気、風雲の占候を習う。
若いころ、「易」と、七政(星占い)、元気・風雲(気象占い)などの占いを学んだ。
後、郡の官吏となった。
時有大雀夜集於庫楼上、太守廉范以問由。
時に大雀の夜庫楼上に集まる有りて、太守廉范以て由に問う。
ある時、巨大なスズメが、夜、倉庫の見張り台の上に集まっていたことがあり、蜀郡太守の廉范は、楊由を呼んで何の前兆が訊いた。
答えて言った、
此占郡内当有小兵、然不為害。
この占、郡内まさに小兵有るべきも、然るに害を為さず。
「この前兆は、郡の中にちょっとした軍事衝突が起こることを表しています。しかし、大きなことにはなりませぬ」
後二十余日、広柔県蛮夷反、殺傷長吏。郡発庫兵撃之。
後二十余日、広柔県の蛮夷反し、長吏を殺傷す。郡、庫兵を発してこれを撃つ。
二十日余りした日、辺境の広柔県で蛮族が謀反を起こし、現地の監督官をぶっ殺したり傷つけたりしおった。郡では施設防衛隊を出動させた(が、それぐらいで収まった)。
又有風吹削哺、太守以問由。
また、風の哺を吹削する有り、太守以て由に問う。
次に、風が屏風を吹いて、(かなり強かったので)屏風が削られてしまった、という事件があった。太守はこれも楊由に訊いた。
答えて曰く、
方当有薦木実者、其色黄赤。
まさに木実を薦めるものあるべし。その色、黄赤。
「もうすぐ木の実を献上しにくる人がいますよ。その木の実は黄色から赤い。
頃之、五官掾献橘数包。
その頃、五官掾、橘数包を献ず。
しばらくすると、郡の筆頭課長がわざわざやってきて、ミカンの実を何袋かつけ届けに来た。
「哺」(ほ)は「肺」(はい)と音が通じるため柿(し)と連想したのであろう、ともいわれますが、正確なところはわかりません。
あるいは、
嘗従人飲、勅御者曰、酒若三行、便宜厳駕。
かつて人に従いて飲むに、御者に勅して曰く、「酒もし三行とならば、便宜に厳駕せよ」と。
以前、誰かの家での宴会に行った際、馬車で待っている御者に、強く命じて言った。「酒を飲み始めて、主人も客も三回杯が回ったら、すみやかに出発するからな」と。
既而避去、後主人舎有闘相殺者。
既にして避去するに、後主人舎に闘いて相殺す者有り。
彼が引き上げた行ったあと、宴会の主人の家でケンカが起こり、とうとうお互いに殺し合うという事件になった。
「うまく逃げたもんですな」
人請問何以知之。
人、何を以てこれを知れるやを請い問う。
とある人が、どうしてそんなことを予知できたのか、訊いてきた。
答えて曰く、
向社中木上有鳩闘、此兵賊之象也。
向(さき)に社中の木上に鳩闘有り、これ兵賊の象なり。
「さきほど村の鎮守の森の木の上で、ハトが喧嘩していたではありませんか。あれは武力衝突のきざしですからね・・・」
そこで、楊由はあることに気が付いた。
「みなさんは、そんなことも知らないんですか」
と驚いて、
著書十余篇、名曰其平。
著書十余篇、名づけて「其平」(ごへい)と曰う。
書物を十余篇書いて、自分の占いの時の手がかりを書き残してくれた。この本は「其平」と言った。
其言多験。
その言多く験せり。
彼のコトバは多く実現したのである。
たくさん予言したそうです。特に小さな地域の問題には高い的中率を誇りましたが、天下国家のことを占わなかった。おかげで誰にも利用されず、
終于家。
家に終わる。
家で平穏に死ぬことができた。
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「後漢書」巻八十二上「方術列伝」上より。今、新しい法律やもろもろを見て、「兵賊の象でございますぞ」と予言(単に指摘?)をすると、内閣情報局で「なぜ知ってるんだ」とヒアリングされたりするかも知れないみたいです・・・いや、ウソです。そんなことはありません。
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