4月30日 今日も会社にも行ってしまう

有受道之質(道を受くるの質有り)(「後山談叢」)

会社以外のところにも行ったので「も」がついています。

呂洞賓と鍾離権まで来たら、八仙のキャラ全部調べたいよねー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宋代の伝説には「道士・呂某」という人が出てきます。この人は、後の明清時代に「八仙」の一人とされ、科挙試験を目指していて剣術と道教に目覚めた唐代の道士・呂洞賓・・・の原型だろうと推測されますが、宋代の「道士・呂某」は「呂翁」とも言われていますので、青年道士ではなく「おじいさん」だったみたいです。
この呂翁が、

初遇鍾離先生権、授以乾汞為白金法。

「鍾離先生権」とは「鍾離権」(しょうり・けん)というこれまた伝説の道士です。彼も八仙の一人で剣の名人、宋代の伝承を承継して呂洞賓の師匠とされています。「汞」(こう)は字形だけ見ていると「江」の別字のように見えますが、違います。「水銀」のことです。それに「乾」がついた「乾汞」(けんこう)は「液体ではなく乾燥した固体水銀のことでしょう」というと・・・違います。この「乾」は「易」でいう「乾」(けん)、健やかな「天」の活動能力、というような意味の言葉ですから、「自然に存在する水銀」すなわち「液化水銀」をイメージしていただけるといいと思います。

ということで、上の文は、

ということです。何か見どころがあったのでしょう。これに対して、

翁曰、後復変否。

鍾離先生は言った、
「おまえさんが生きている間は大丈夫。

五百歳後薬力尽、則復故。

「そうですか・・・」
呂翁は言った、

五百歳後当復誤人。謝不受。

「なんと!」

鍾離先生驚嘆、謂有受道之質。遂授出世法。

よかった。めでたい。

純陽道人・呂洞賓。窪徳忠先生の「道教の神々」(講談社学術文庫1996)に載っていたもの。鍾離権はわかるのですが、〇〇権とかよくわからない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宋・陳師道「後山談叢」巻六より。ふつうの人は、得になることなら何でもすると思います。一方、遠い未来の人や自分たちとは違う国・階層の人が損をしないようにするべきだ、ということをマジメに考えるのは「損」だと思われているかも知れません。ところが、「道を受ける質がある」とされて、仙人になって「究極の得」をするかも知れないことが判明しました。みなさんも興味が湧いてきたのでは?
企業は「仙人」にならなくていいみたいで、個人情報も、かつてのカドミウムや有機水銀みたいに垂れ流して知らん顔するつもりなのかな。
なお、「与党事前審査」をマジメに取り上げてくれるなら朝日新聞応援します。明日久しぶりで駅売り(まだあるんでしたっけ)買ってみようかな。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す