11月11日 ぞろ目でわんわんの日です

三山跬歩(三山も跬歩(きほ)なり)(「唐才子伝」)

そんなに近いといいのですが。

ワンワンといつまでもしっぽを振っていると思うんじゃないぜでワン。

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唐の張碧は字を太碧(たいへき)といいます。貞元年間(785~805)に進士の受験資格を得たが、

累不第。

ある時、

便覚三山跬歩、雲漢咫尺。

「三山」は東海の海中にあり、仙人たちが住むという三つの島。「跬」(き)は半歩。一歩が右左と歩いた距離で、その半分ですから、右だけ出した距離です。「雲漢」は「くものかわ」、天の川のことです。「咫」(し)は八寸。「尺」が十寸です。唐代は一寸≒3.1センチなので計算してみよう。

みなさんたち普通の人ならわからないんですが、この人は気づいた。それからは試験を受けずに、山水を経巡る生活をつづけたという。

実は、彼は、

初、慕李翰林之高属、一杯一詠、必見清風。故其名字、皆亦逼似。

天才卓絶、気韻不凡、委興山水投閑吟酌、言多野意、倶状難摹之景焉。

という才能のある人でした。詩集二巻があったというが、現在には伝わらない。

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元・辛文房「唐才子伝」より。とはいえ三山が半歩、天の川が三十センチになったのですから詩集が伝わらないことなど、どうでもよかったでしょう。うらやましい。

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