8月27日 景気よくなってきたきたきたあ?!

乱国若盛(乱国は盛んなるがごとし)(「淮南子」)

空港も駅も球場も人がたくさんいました。景気いい感じかも!ウソも百回言えばなんとかなる・・・かも。

大正好景気時代野球げいむだ。藩閥学園、改造中学、無産実業、対外工中から好きな学校を選びてぷれいしたまへ!

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むかしの人の言ってたことですが、

明鏡便於照形。其於以函食、不如簟。

当たり前やろ。

犠牛粋毛宜於廟牲。其於以致雨、不若黒戾。

「黒戾」(こくれい)は黒いヘビで、雨乞いの祭に捧げるものなのだそうです。

うーん。これは非科学的なので、現代のすぐれた我々から見れば当たり前とは言い難いのですが、当時の人にとっては当たり前だったのでしょう。

由此観之、物無貴賤。因其所貴而貴之。物無不貴也。

イは例にならないのでは、と思いますが、このあと、他にもいくつか例が挙げられます(ここでは省略した)ので、まあだいたい正しいことが証明されます。

これを人間の社会的存在にも応用すれば、人はみな自分の得意とする仕事に就いている状態が、本人にとっても社会全体にとっても、効用が最大となる。

刑罰の得意な者は裁判を行い、治水が得意な者は黄河を治め、人格の立派な者は王となるのがいい。

水処者漁、山処者木、谷処者牧、陸処者農。

彼らの仕事と生活を保障するのが、最もすぐれた政治である。

そうすると、

乱国若盛、治国若虚、亡国若不足、存国若有余。

それはこういうことです。

虚者非無人也。皆守其職也。盛者非多人也。皆邀於末也。有余者非多財也。欲節事寡也。不足非無貨也。民噪而費多也。

先王之法籍非所作也、其所因也。

やっぱり無為自然が最高・・・?

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漢・劉安「淮南子」斉俗訓より。経済とかよくわからないんですが、みなさんの国はどんな感じですか。

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