3月調査報告7(KITTE)

3月26日(日)・・・・・・・・・・・・・・

雨ばっかりなんで退屈ですね。厳しい所用ノルマの前に少しでも調査をします。

東京駅前の井上勝像だ。わずか40年しか存続しなかった「国鉄」ではなく「鉄道」の父、ですから、JRにとっても創設者である。

不思議なかっこうをした男性セミヌードの「愛」の像(台座を見るとギリシア文字らしい文字で「あがぺー」らしきコトバが刻まれていますが、「愛」一字だけで設置の事情も何も書いてない)。不思議な像なのですが、引揚兵士らを記念しているのだ、と聞いたことがあります。申し訳ないような気もしますが、直江兼続的「愛」(すなわちLGBTqのやつ)を表現しているように見えてしまう。

〇インターメディア・テク ・・・ 今日はここを目指してまいりました。

日本郵政株式会社の社会貢献事業「いんたーめでぃあ・てく」とは、KITTEの中にある「空間」のことなのだと思われます。ここに東京大学とタイアップした博物学的空間が広がっているということなのでは。入場無料だから入ってみます。

「極楽鳥」コーナー。鳥たちのパラダイス、という訳になっています。最新の博物館キュレーションなんとかで、剥製、図面、鳥モチーフの装飾品などがキュレートされている、ということらしい。

みなさん、「キュレートといわずに日本語で言え」というかも知れませんが、今は「キュレート」を使わないと美術展や博物館の展示はできないんです。別に政府規制ではなく「キュレーションがあれしてます」とスポンサーに言わないと、おカネが出ないみたいなんです。

東大医学部階段教室を模した部屋。医学部教授の肖像が飾られていますが、みなさんの下の四桁の数字は「皇紀」だとすぐわかりましたが、医学部の人はみんな30台で亡くなっているんだ、とびっくりしました。しかしよく考えてみると在籍期間ですね。このあたりの気づきを求めるのも新しい展示の手法なのでしょう。おもしろい、というより「気づきの機会を与えていただきありがたい」ような感想を持つべきなのか。

科学的そうな子どもと意識高そうなおかあさんの多い展示でしたので、そういう評判になっているのかも知れません。無料だから何でもいいやと思うんですけど、どこかの隅にでもかつての逓信博物館みたいな「日本郵政の歴史—-新自由主義の観点より見たる」とか「前島ひそか先生ご略伝」のような、スポンサーがらみの旧態然たるものがある、と期待した向きには????な気持ちです。

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