作人悲喜(人の悲喜を作す)(「博物志」)

みなさんは「冶鳥」(やちょう)という鳥のことを知っていますか。
「そんなもの知るか」
とおっしゃるか。ふうん、知らないんですね。むかしのひとはいろんなこと知っていたんです。今の人が知らないことも。

がちゃがちゃ、
「ああ、人間は邪魔なので、さぼっててくだロボ。われらAIつきロボットにお任せあれロボ」
がちゃがちゃ、がちゃん。(・・・ダメだ、動かなくなった。昭和製はロボットもダメなのが多いのだ)

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三世紀、晋の時代のことですが、

越地深山有鳥如鳩、青色、名曰冶鳥。

現地の少数民族のコトバですから、意味を詮索しても仕方ありません。

穿大樹作巣如五六升器、其戸口径数寸、周飾以土堊、赤白相次、状如射侯。

伐木者見此樹、即避之去。

ただし、次のような場合は例外である。

或夜冥、人不見鳥、鳥亦知人不見己也、鳴曰、咄、咄、上去。明日便宜急上樹去。咄、咄、下去。明日便宜急下。

「咄」(とつ)は、怒ったときの声です。

若不使去、但言笑而不已者、可止伐也。

若有穢悪及犯其止者、則虎通夕来守、人不知者即害人。

省略が多くて難しい文章ですが、

ということでしょう。
さて、

此鳥白日見其形、鳥也。夜聴其鳴、人也。時観楽便作人悲喜。

「怪しからん、鳥のくせに」などと思ってはいけません。これは神さまなのですから。

形長三尺、澗中取石蟹就人火閒炙之、不可犯也。越人謂此鳥為越祝之祖。

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晋・張華「博物志」巻三より。今のひとはこんな鳥も知らないし、神さまが山にいることも知らないから、困ったことじゃ。毎日日曜日ならもっと教えてあげるのですが、残念です。

国会で姿が見えなくてもXなどで託宣がありますから、大丈夫でしょう・・・と思いますけど・・・いや、それにしても・・・。

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