始悟祖意(始めて祖の意を悟る)(「後山談叢」)
いかにブタが大切か知らねばなりません。

時至れば如何に重要なブタといえども我ら時の魔導士がいただくなり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
北宋の時代、
御厨不登彘肉。
御厨、彘肉を登らせず。
宮中の厨房では、ブタ肉を使わなかった。
太祖嘗畜両彘、謂之神猪。
太祖かつて両彘を畜え、これを神猪と謂う。
初代の太祖皇帝が、二頭のブタを飼っておられ、これを「ブタ神さま」と尊重していたからである。
この風習は、
煕寧初罷之。
煕寧の初め、これを罷む。
神宗の煕寧年間(1068~77)の初めごろ、これを止めた。
ところが、
後有妖人登大慶殿、拠鴟尾。既獲、索彘血不得。
後、妖人大慶殿に登り、鴟尾に拠ること有り。既に獲、彘血を索むるも得ず。
その後、妖怪人間があろうことか宮中の大慶殿の屋根に登り、棟の両側に飾られている鴟尾(しび。しゃちほこみたいなやつ)に載って騒いだことがあった。何とかとらえたが、この時、ブタの血が必要だということになったが、宮中では手に入らなかった。
「妖人」を「妖怪人間」と訳しましたが意訳に過ぎるでしょう。「人間としての常軌を逸した異常な人間、妖術を使う可能性もある」ぐらいの意味です。
蓋彘血解妖術云。始悟祖意、使復畜之。
けだし、彘血は妖術を解くと云えり。始めて祖の意を悟り、またこれを畜わえしむ。
理由は、ブタの血が妖術を解くからだということであった。神宗皇帝もやっと太祖皇帝の意図がわかり、以後はまた宮中にブタを飼うことになった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
宋・陳師道「後山叢談」巻三より。改めてブタを大切にしなければならないことが分かりました。ブタのような人間、では、おそらく妖術が解けないので、ダメです。

おれはブタではないでぶー。
国勢調査では単身率は調べても、人間中のブタの率とかモグラの率とかは調べないんです。めんどくさいんでしょう。
コメントをどうぞ