秘不敢言(秘して敢えて言わず)(「粤剣篇」)
言わない方がいいことが多くあります。

にっぽんロケットかっこいい! 軍事にも転用できるから商売できますよ、なんておえら方に言っちゃだめですよ。もう今となってはそんな大した技術は持っていないことがバレて、おえら方が「儲けられないじゃないか」と怒ってくるのも困りますからね。
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明代は宦官の悪弊が特にひどかった王朝として有名でございます。
廣東の電白県、江西の石城県では、
沙磧間産金。
沙磧(させき)の間に金を産す。
河原の砂の中から金が出て来る。
鉱物を徴発していく宦官たちが棄てておくはずがない。
開採使聞之、令人採取、排沙柬之、往往見宝。大者如米粟、細者如糠粃、不由熔化而成。
開採使これを聞き、人をして採取せしむるに、沙を排してこれを柬(えら)ぶに往往にして宝を見る。大なるものは米・粟の如く、細なるものは糠・粃の如く、熔化に由らずして成れり。
皇帝直轄の宦官が任じられる鉱山開発庁でこのことを知り、ひとを派遣して採取せしめた。すると、河原の砂を捨ててその中から金を選び出すだけで、往々にして宝物が得られることがわかった。大きいものはコメやアワの粒ぐらいもあり、小さいものでもヌカや(実の無いコメである)シイナぐらいの大きさで、(純度が高く)わざわざ火によって溶かして純度を上げる必要がなかったのである。
ところで、
余後駐清遠、聞亦有之。
余、後に清遠に駐するに、またこれ有るを聞けり。
わしはその後、広東の清遠に駐在していたとき、そこにもまたそれがあると教えてもらった。
その人はわしが喜ぶ(おえら方に報告して評価を上げてもらえるから)と思って教えてくれたのであろうが、わしは不機嫌な顔をして、大変不愉快である、他の役人に話すともっとひどい目に遇うから話さないようにと注意したので、その人は恐れ畏まっていた。
想産金之地多、有司畏中貴騒動民間、秘不敢言耳。
想うに、産金の地は多きも、有司は中貴の民間を騒動するを畏れて、秘して敢えて言わざるのみならん。
推測するに、チャイナには金を産出する土地は多いのであろう。だが、普通の役人たちは、宮中のおえらい宦官さまたちが人民たちを強制労働させて金を採取させるのをいやがって、秘密にして敢えて報告しないのではないだろうか。
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明・王臨亨「粤剣篇」巻三「志物産」(物産を記す)より。やっぱりおえら方に本当のことを言ってはいけません。これは古今東西を通じての真理であろう。言わなくても勝手に嗅ぎつけてきますから、言わなくても困ったことになるかも知れませんけど。
「肝冷庵さん、こんなホントのこと言っちゃって、おえら方に知られたら、この間メール止められたように明日の更新ができないようにされるかも・・・」
「大丈夫じゃ、やつらはここには来ない。AIにも引っかからないようにしてあるのじゃ」
「なるほど、そうか、さすがでやんす」
ではまた明日。(大丈夫かな)
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