神明最悪(神明最も悪む)(「不下帯編」)
神さまが一番嫌がることとは何か。

新暦九月九日は救急の日。おれたちがんばってるぜ。肝冷庵もそのうち乗せるよ。
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委棄五穀、神明最悪。況已作食、尤当珍惜。
五穀を委棄するは、神明最も悪む。いわんや已に食(し)と作せる、尤も珍惜すべし。
主食となる五穀を棄ててしまうのは、神さまが最も嫌がることである。さらにもう食べ物にまでしつらえたものであれば、ものすごく貴重で大切にすべきなのである。
清の時代、王羆という人がいました。
嘗為台使設食、使乃裂去餅縁於地。
嘗て台使のために食を設くるに、使、すなわち餅の縁を地に裂去す。
ある時、監察を行う御史台の担当者のために食事を出した。御史台の担当は、ぴん(焼餅)を食べる際に、かりかりになったふちの部分を裂いて、床に棄ててしまった。
パンの耳の感覚でしょうか。カリカリのおこげだとするとそこが一番美味そうな気がしますが、焦げてていやな人もいるのでしょう。
それを見て、王羆は言った、
耕種収穫、其功已深、舂爨造成、用力不少。爾之選択、当是未飢。
耕種して収穫す、その功すでに深きに、舂き爨して造成するも用力少なからず。爾の選択するは、まさにこれいまだ飢えざるべし。
耕して植えて、(肥料をやり草を取って)やがて収穫する。それだけですでに大変な労働力の投下でござろう。さらに穀物を舂いてふかしてモチにするのもたいへんな仕事である。おまえさんは(美味そうなところを選んで)かりかりの部分を捨てたのじゃ。まだ腹が減っておられなかったということでございましょうなあ。
そして、
命左右撤去之。使愕然大慚。
左右に命じてこれを撤去せしむ。使、愕然として大いに慚ず。
給仕たちに命じて食べ物を片づけさせてしまった。担当役人は、驚き、大いに後悔したということである。
御史台の方も民間のやり方などを真似てキャリアアップしてほしいものです。
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清・金埴「不下帯編」巻二より。同様の考えから三日ぐらい前のサンドイッチがあったので食った。変な味であったがまだ大丈夫だ。むかしからこのことについてだけは間違いないようにしてきていますので、神さまに褒めてもらえるに違いありません。みなさんもごはんは残さないようにしましょう。
王羆は撤去して一人で食ったのではなく、左右の者たちに与えたのでしょう。でないと肥ってしまいます。
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