善則称君(善きことあればすなわち君を称す)(「韓詩外伝」)

都内で雨が強くならないのはどなたの徳であろうか。本当に悪い人なんていないんだ。

規制厳しくせずに便利に使ってや。AIよりは無害でっせ。

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超古代のことですが、

当舜之時、有苗氏不服。其不服者、衡山在南、文山在北、左洞庭之波、右彭沢之水、由此険也。

「攻めて来るなら攻めてきてみなされ、うひょひょひょー」
と未開部族らしい剽悍な行動で、おしりをぺんぺんしたりしながら言ったのです。

「むむ。これはいかんな。王者に服属しないとは・・・」
王者に服属しないのでは、単に秩序が保てない、というだけでなく、有苗氏の民たちも王のありがたい政治をしてもらえないのですから、大損をします。つまり民のためにもならない。

以其不服、禹請伐之、而舜不許。曰、吾喩教猶未竭也。

久喩教、而有苗氏請服。

すばらしい。すばらしいではありませんか。

天下聞之、皆薄禹之義、而美舜之徳。

さて、今は漢の時代です。

問曰、然則禹之徳不及舜乎。

曰非然也。禹之所以請伐者、欲彰舜之徳也。故善則称君、過則称己、臣下之義也。

「ほう」

仮使禹為君、舜為臣、亦如此而已矣。夫禹可謂達乎人臣之大体也。

毎日、政治学だとか地政学だとかの報道やらえらい人の解説を聞かされていると、こんな古代のお話はほんわりとして心が穏やかになるではありませんか。

なりませんか。

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漢・韓嬰「韓詩外伝」巻三より。「説苑」君道篇にも同話があります。本来は関連する「詩経」の一節の解説がある(だから「詩(経の)外伝」)のですが、そこは現代人には必要ないでしょうから、省略。
このお話のとおりにしていると、君主はワルいことはせず、すべて臣下がしたことになり、その際の臣下は君主のためにワルだと言われているだけで、臣下の義を尽くしているわけですから、いずれにしても善です。なんと、天下にワルは無くなってしまった!
めでたいなあ。やはり総理の責任を問うような文書を遺してはダメなんでは・・・あれ? 君主って総理でいいんだっけ。(古代のお話は、出て来る「君主」を「主権者」と置き換えてみるとしっくり来ます。日本で一番エラいひとが一人おられて、「主権者」の形代(かたしろ)をしてくださっているのですが・・・)

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