君子在治(君子の治に在る)(「法言」)
カラスなど生ゴミ荒らしていたやつがどんどん減って、現代はよく治まったいい時代だ・・・と、とりあえず考えてみます。

カラスは毒がないからダメなのだエイ。毒を持てば発言権を得ることができるでエイ。
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漢の時代のことですが、
或問、君子在治。
或るひと、君子の治に在るを問う。
あるひとが訊いてきました。
「現代はよく治まったいい時代だとします。そんな時代には立派な人はどう振る舞えばいいのですか」
揚雄は答えた、
若鳳。
鳳のごとくせよ。
おおとりのように振る舞うことじゃ。
はあ。では、
在乱。
乱に在りては。
乱れた時代にはどうあるべきでしょうか。
若鳳。
鳳のごとくせよ。
おおとりのように振る舞うことじゃ。
ダメだ。同じことを答えてきました。ぼけてきているのかも知れません。
或人不諭。
或る人、諭(さと)らず。
その人は理解できなかった。
先生(揚雄)は言った、
治則見、乱則隠。鴻飛冥冥、弋人何慕焉。鷦明遴集、食其絜者矣。
治なれば則ち見(あら)われ、乱るれば則ち隠る。鴻は冥冥に飛び、弋人(よくじん)何ぞここに慕(おも)わん。鷦明(しょうめい)は集まるを遴(えら)びてその絜なるもの食うなり。
治まったいい時代には有名になって出世する。乱れた時代には隠れてしまう。
それだけのことじゃ。
おおとり(鳳=鴻)は空の高くて見えないようなところを飛ぶから、いぐるみ(矢に縄をつけて、飛んでいる鳥を取る道具)の使い手も、どうして狙おうなどと思うだろうか。(高尚に暮らしていたら、乱世に巻き込まれることはないのじゃ。)
鷦明(しょうめい)という鳥もすぐれた鳥だが(鳳≒鷦明らしい)、彼らは孤立でなく集まることを選ぶ。しかし汚れたものを啄みはしない。
鳳鳥蹌蹌、匪堯之庭。
鳳鳥は蹌蹌(そうそう)たるも、匪(か)の堯に庭にす。
おおとりが何羽もふらふら歩くのは、あの名君・堯の宮廷の庭だけだ。
「匪」はふつうは「非」と同じですが、ここは「彼」の仮借らしいです。
汚れたものを食べないから乱世には目立たないでいられる?やっぱり理解できません。
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漢・揚雄「法言」問明巻・第六より。おおとりのように生ゴミを食べないものはこのよく治まった現代のありがたい御代には出現するかも知れません。一方、ありがたい御代には生ゴミが管理され、都会のカラスがどんどん減っているんだそうです。生ゴミが食えるような乱世でないと、カラスもネズミも虫も、規格に合わない人間も、減っていくのでしょう。
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