食不死草(不死草を食らう)(「真誥」)
体力無いしほんともう無理です。しんどい。そんなわしでも、不死草をいただければ、へへへ、体中に不思議な力がみなぎってくるぜ!になるかも。

方諸山は、地球上にないとすると衛星軌道上か小惑星帯ということなると思う。科学的には。
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六朝時代、東海の彼方、会稽から東南に七万里(一里≒500メートル)には方諸山という島があると考えられておりました。島の形は正方形で、海岸から切り立った崖があって横から見ても正方形であった。
この島には不死草と甘泉水が豊富であり、多くの仙人が住んでいた。この島の東と西にのも同じような形の島があり、東小方諸、西小方諸という。
西小方諸上、多有奉仏道者、有浮図、以金玉鏤之。或有高百丈者、数十層楼也。
西小方諸の上には、多く仏道を奉ずる者有り、浮図有りて、金玉を以てこれに鏤(ちりば)む。或いは高さ百丈、数十層楼なる有り。
おお、西小方諸の島には、仏道を信仰する者たちがたくさんいて、仏塔が建てられている。この塔は黄金や玉(キンタマではありません)がちりばめられており、中には高さ250~300メートルで数十階の建物もあるのです。
其上人尽孝順而不死、是食不死草所致也。皆服五星精、読夏帰蔵経、用之以飛行。
その上の人、ことごとく孝順にして死せず、これ不死草を食らうの致すところなり。みな五星精を服し、夏の帰蔵経を読み、これを用いて以て飛行せり。
うううー! 島の住民たちは、みんな親孝行で順良なひとたちばかりであり、死ぬことがない。不死草を食べている結果である。そして、みな五つの惑星の精を集めた鉱物の粉末を服用し、夏(紀元前2000年ごろ)の時代の「帰蔵経」を読んで、その呪文によって空を飛んでいるのです。
易伝によれば、「周易」(のような陰陽の組み合わせによる占いの占書)は、夏の時代に「連山」(山が連なる)、それに次ぐ殷の時代に「帰蔵」(大地にしまいこむ)と名付けられていた、といわれます。なので「夏の時代の帰蔵経」というとそれとはずれるのですが、そこがまた神秘的といえましょう。
東小方諸上、多奇霊宝物、有白玉酒金漿汧。
東の小方諸の上には、奇霊の宝物多く、白玉酒・金漿汧有り。
ああー、東の小方諸の島には、珍しく神秘的な宝ものがたくさんある。また、白玉から滲みだした酒や、液体化した黄金の清水などもある。
青君蓄積天宝之器物、尽在於此。亦多有仙人、食不死草、常多吹九霊簫、以自娯楽。
青君、天宝の器物を蓄積し、ことごとくここに在り。また多く仙人有りて、不死草を食らい、常に多く九霊簫を吹き、以て自ら娯楽せり。
うううー、東方を霊的に治める青の帝は、天の宝とされる器ものをこの島にすべて保管しているのである。また、ここにも多くの仙人がおり、ここの仙人はだいてい、九霊(多数の霊的な力)を貯えたたてぶえを吹いて、自ら楽しんでいるのです。
能吹簫者聞四十里、簫有三十孔、竹長二三尺、九簫同唱。
能く簫を吹く者は四十里に聞こえ、簫には三十の孔有り、竹長は二三尺、九簫同唱す。
むーむー、たてぶえを吹くのが上手い仙人が吹くと、約20キロ先まで聞こえる。このふえには穴が三十もあり、竹の長さは50センチぐらいもあるのです。そして、九人集まって、いっしょに吹くのです。
そうすると、
百獣抃舞、鳳凰数十来至和簫声。
百獣抃(べん)舞し、鳳凰数十来たり至りて簫声に和す。
「抃」(べん)は「手を打つ」。よろこびの表現です。
うーうー、百獣が集まってきて、手をたたいて舞い踊り、鳳凰が数十羽もやってきて来てきてきてきてふえの音に合わせて歌うーーーー。
さあ、では、次は大方諸へ行ってみよう・・・。
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梁・陶弘景「真誥」巻九より。この本、文章で書いてあるとまともな説明に見えますが、実際は霊媒の「ああー、ううー、むーん!」と唸りながらしゃべくっていることを書き取っているんで、マジメに解釈していてはいけません。幻覚とか妄想です。マジメに解釈したら、会稽からの方向性、島の形から見て、この島は南・北大東島であることは明らかである。やはり日本は素晴らしい、世界中のひとが来て「わんだふる!」と言うのは当然である。終身雇用や年功序列でみんなシアワセ、経済成長も・・・、むーむー(←おそらく幻覚と妄想である)。
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