吐血数升(吐血すること数升なり)(「後漢書」)
不健康だったのでしょう。ばーか、ばーか。

どんどん食べて生き抜くのドラ。つらい浮世を。
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後漢の末ごろにことです。
有一郡守篤病久。華佗以為差。
一郡守有り、篤病久し。華佗、以て差(い)えんと為せり。
ある郡の太守は、重い病で長く苦しんでいた。診察した華佗は、「お治しすることができましょう」と言った。
「しかし・・・、少々荒療治が必要ですな」
「おお、ありがたい。おカネはいくらかかっても構いませんぞ」
「そうですか。では・・・」
乃多受其貨而不加功。
すなわち多くその貨を受けて功を加えず。
そこで、華佗は法外な大金を請求したが、それを受け取っても、ほとんど何の治療もしなかった。
カネばかり請求して何の治療もしない華佗の態度に、いよいよ太守が立腹していると聞いた華佗は、
「これはいかんのう」と、
無何棄去、又留書罵之。
何(いか)んともする無く棄去し、また書を留めてこれを罵る。
結局何もせずに逃げ去ってしまい、書置きがあって、その中でも太守の愚かであること強欲であることなどを罵倒し、「ばーか、ばーか」と結ばれていた。
太守果大怒、令人追殺侘。
太守果たして大怒し、人をして佗を追殺せしむ。
果たして太守は激怒し、人に依頼して華佗を追いかけて殺させようとした。
だが、
不及。
及ばず。
追いつけなかった。
その報告を聞いた太守は、
因瞋恚、吐黒血数升而瘉。
因りて瞋恚し、黒血数升を吐きて、瘉ゆ。
あまりにも怒り狂い、黒い血を数升も吐いた。そうしたら、治ってしまった。
以下は庵主の付けたしである。
太守は言った、
「こういうことであったか、華佗、さいこーじゃ!」
人によって法を設け、愛着と評価もいつか逆さまになる。これが東洋の教えである・・・あれだけチュウゴクチュウゴクと言っていた〇〇や〇〇の今を観よ。
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「後漢書」巻八十二下「方術列伝下」より。勉強になったでしょう。なに? 役に立たないし、おもしろくない、じゃと! おまえさんなど愚かで強欲である。ばーか、ばーか。
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