5月13日 いよいよ影響が出てきたのかも

僮夫匹婦之言(僮夫匹婦の言)(「後漢書」)

「吏」というのは役人だ公務員だ、よし行政改革だ人件費削除だ、とか思ってはいけませんよ。古代チャイナの「吏」は「権力(大企業含む)の側のひと、手先」の意味だと考えてください。

おれはまだあった。かしわもちも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後漢の順帝が即位(125年)した直後のことであるが、邵陵令の任嘉なる者が賄賂や横領で随分貯め込み、これが官界のあちこちに出回って、

所牽染将相大臣百有余人。

検察はなんとか任嘉だけを処罰して済ませようとしたが、この時、尚書(書経)を学んだ陳留の楊倫という者が皇帝に上書した。曰く、

---わたしはこのように聞いております。

春秋誅悪及本、本誅則悪消。

これまでも多くの姦悪な役人を誅殺してきましたが、また任嘉が現れました。ああ、

豺狼之吏至今不絶者、豈非本挙之主不加之罪乎。

むかし斉の威王が覇者となった時、国民を苦しめていた姦悪な臣下を五人誅殺したのでございますが、あわせてこの五人を推薦した者をも誅殺したのでありました。

当断不断、反受其乱。

とは、黄石公が述べた(という伝説の)「三略」に言うところでございます。
今、わたしは無位無官でございますが、

夫聖王所以聴僮夫匹婦之言者、猶塵如嵩泰、霧集淮海、雖未有益、不為損也。

塵や霧みたいなものだと思えば世論調査も役に立つのかも?

惟陛下留神省察。

この上奏書を事前チェックした担当部局は、

以倫言切直、辞不遜順、下之。

さらに、検察担当では、

奏倫探知密事、激以求直。坐不敬、結鬼薪。

「鬼薪」(きしん)というのは帝室の宗廟(おたまや)で薪を運んだりする肉体労働に従わせる刑罰です。

この刑罰の上奏があって、帝ははじめて楊倫の上書があったことを知り、

特原之、免帰田里。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「後漢書」巻七九上「儒林列伝」上より。あははは、ほんとにダメだなあ、むかしの人たちは。その点現代は進んでいるから、悪いやつらの情報なんてSNSですぐみんなに知れわたるから安心だなあ。・・・もちろん皮肉ですよ。

今日もエンゲル係数を上げにスーパーに寄ったら、ほんとに一部ネットで予測されていたとおり、連休明けの品薄・欠品が始まっていました。なるほどなあ、包装材料から尽きてくるんだ。やっぱり分かった人たちがいるもんだなあ、と感心します。予測どおりだと来年にかけて食糧危機がはじまることになります。大変だなあ。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す