5月7日 今日も独りで怒っておった

貧賤而驕傲(貧賤にして驕傲)(「幽夢影」)

歳をとってどんどん怒りっぽくなってきました。自分、ないしは何ものでも無いもの、強いていえば運命に対して。

そんなにカッカせずに、かしわもちでも食え。葉っぱは取ってね。
ここもデジタルごみ屋敷です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

富貴而労瘁、不若安閑之貧賤。

貧賤而驕傲、不若謙恭之富貴。

上と下、対句に見えてなかなかニュアンスに富んだことを言ってます。
上は、財産や地位なんかより安らかでヒマな方がいい、と「境遇」について述べています。
下は、まず貧乏で地位の低いやつがいいやつだが、そいつがいばりくさっているならお金持ちのやつの方がいいこともある、と「友人の選び方」を語っています。
なかなかウマいですね。

これに対して、著者の友人たち(張竹坡は実弟)の「評言」(書き込み)。

曹実庵:富貴而又安閑、自能謙恭也。

許師六:富貴而又謙恭、乃能安閑耳。

張竹坡:謙恭安閑、乃能長富貴也。

張迂庵:安閑乃能驕傲、労瘁則必謙恭。

コトバ遊びにしか見えませんが、その中にいくばくかの真理も含んでいるように見えますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

清・張潮「幽夢影」第五十則。心を許せるような友だちがいない人は、財産と地位があるからだ、ということかも知れませんし、性格が悪いからかも知れません。貧乏になってみればわかるかも。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す