大東伝国剣(大東伝国の剣)(菊池三渓)
気が遠くなりそうなぐらい眠いので、言いたいことも言わずに寝ます。

宮沢賢治「ねこの事務所」は子どものころは何だこれ、と思っただけだが、おとなになってからその味わい深さに気づいた。なお、かまどねこはかまどで寝てしまうので煤がついて汚くなったそうで、どこでも寝てしまうのは決していいことではないようなのだ。
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大東伝国剣、神武鎮乾坤。
大東伝国の剣、神武乾坤を鎮む。
大きな東アジアの国たる日本国に、国のはじめより伝わる剣がある。
神武天皇はその剣を以て、天と地を平定されたのだ。
ところが、
今人又何意、至宝以価論。
今人また何の意ぞ、至宝、価を以て論ぜんとは。
現代人はいったいどういうつもりなのか。
このようなまことの宝を、カネの価値で論じようというのだ。
資本主義は怪しからんことに、それ以外の価値観が無いのです。そんな風にならないように気をつけないといけません。
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本朝・菊池三渓「日本刀」(「明治大正名詩選」前篇所収)。三渓先生は紀州の人で、明治十四年(1881)に亡くなっています。まだこれほどの「おカネの国日本」になるなどとは、想像もできなかったことでしょう。
なお肝冷庵がどこでも寝てしまうのは、学生、家住、林住、遊行の四住期理論(これはその修正理論と思われます)でいけば、そろそろ遊行期に入っているので、一所不住のためどこでも寝てしまう、とも考えられます。ブッダは三日間同じ場所に眠ることはなかったのだという。
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