4月3日 なんというダメな人間だろうかもうダメだ

以示人耳(以て人に示すのみ)(「履園叢話」)

この話はコワい。引きずり込まれて行く。もうダメだ。

カンパネルラくん、肝冷庵はそろそろ銀河鉄道に乗らなければならない歳なのに、まだブタの画などを描いて暮らしているそうだよ。

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清・乾隆己酉(1789)年の十一月、と時は明らか、常熟の任陽郷のこと、と場所も確定しているのであるが、

有不孝婦、欲殺其姑、置毒薬於餅中、而自往他所避之。

其姑将食、忽有一乞人、来求其餅。

だが、このばばあもさるものだ、

不肯。

すると、

乞人袖中出一紅綾衫与之換。

なかなかの掘り出しものである。空腹には替えられないのであろう、これをこの餅と交換しようとは、愚かなことだ。(だが、読者諸氏よ、愚かな者が乞食になる。優れた者は豐かになる。良い世の中ではないか・・・と思ってませんか?)

姑は、それと餅を引き換えました。

婦帰家、姑喜示其衣。婦又奪之。

おそろしい女ではありませんか。あるいはしばらく前から正気を失っているのかもしれぬ。

初著身、忽然堕地、姑急扶之、不能起、忽変成豬。

姑の叫び声を聞いて、

隣人咸集。

その人々の前で、

不孝婦猶語、曰、我本応天誅、以今生無他罪過、故変豬、以示人耳。

主語は自分なので、すごく不思議です。おそらく、嫁と「造物主」は同一化しているのでしょう。

言訖而竟成豬叫矣。独其前脚猶似人手。

太倉毛稼夫親見其事、為余言之甚詳。

だから、わたしが勝手に考えたのではありません。

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清・銭泳「履園叢話」十七「報応」より。今日もそれほど多くは食べてないのに太ったのである。ふつうのひとの少し多いだけぐらいなのに。いろいろ悪いことをしてきたので、だんだんブタに変化して、以てみなさんに示しているのである。読者諸氏もよろしく反省願いたいでブー! 特にこちらはあんまり逃げ続けるとブタになるかもでブー!

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