白雲終日忙(白雲は終日忙なり)(田辺碧堂「題画」)
服はもともと無いので新聞紙を襲ねて着るだけです。だがしんぶんはとっていないのだった。使い捨てカイロ十個セットを買うと残ってもったいない気がします。

寒いのは怪しからんでぶー。女の子にいやがらせするでぶー。
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もう気が向いたときぐらいしか会社行かなくなっているので、毎日空を見て暮らします。
絶澗雲来天漠漠。
絶澗に雲来たり、天漠漠たり。
山の一番奥の谷にも雲が入り込んできて、空を見上げるともやもやしている。
一峰雲去樹蒼蒼。
一峰より雲去りて、樹蒼蒼たり。
一つだけ抜きんでて高い山頂からは雲が離れ、木々の緑が見えてきた。
というように雲は動いている。
愛間偶作山中客、怪底白雲終日忙。
間を愛してたまたま山中の客となるに、怪しきかな、白雲は終日忙なり。
ヒマにしているのがいいよな、と思って山にやってきたのだが、
思ってもみなかったわい、白雲が一日中こんなに忙しいとは。
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本朝・田辺碧堂「画題」(「明治大正名詩選」後編所収)。これは昭和六年ごろでしょうか。さぼってて、ほんとはやらないといけないことなんか何もないのに、気が急いてしようがないです。どこか堤防にでも寝そべって雲の行くのを見ていたいものだが。山歩きはつらいです。
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