1月31日 本日は45年前の人たちと飲み会だった

方来之事(まさに来たらんとするの事)(「玄品録」)

本日は、過去の、忘れてしまっていたことを多く思い出し、恥ずかしい限りです。もうダメだ。これからもまだ、情けない、恥ずかしいことをたくさんしてしまい、最後はそういうのを走馬灯のように思い出すのでしょう(みなさんも、ですよ)。ああ、未来のことが予測できてしまいました。困ったことではありませんか。

明日からもう二月ですと! なぜ明日が来ることがわかるのか?

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後漢の王方平は東海(山東)のひと、孝廉(親孝行で廉直)と評価されて推薦され、郎中から中散大夫と政府の中堅幹部に至った。

博学五経、尤明天文図讖河洛之術、逆知天下盛衰之期、九州吉凶、観諸掌握。

という「月刊ムー」に載りそうな異能の官僚であったが、彼の能力を理解し、信頼して社会をより良くしようという人は、当路者に無かった。

後棄官、入山修道、道成。

たいへんな賢者だ、と有名になったので、当時の桓帝(在位146~168)から都に戻って高位に就くよう、何度も召されたが応じなかった。帝はついに、

使郡牧逼載以詣京師。

だが、方平は、

低頭閉口、不敢答詔。乃題宮門扇版四百余字、皆説方来之事。

帝悪之、使人削之。

すなわち、未来予測の術(それは当路者を批判する内容を含む)によって方平を重用しようとするのではない、ということである。賢者として飾りになってもらえればいいだけじゃよ。

しかし、

外字始去、内字復見。墨皆徹版裏。

「むむむ!」
方平がその後どうなりましたかは、またのお楽しみ。
さて、王方平なら、「刻一刻と変化する経済や国際情勢」にどう対応すればいいか、どんな答えを出したであろうか。

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元・張雨「玄品録」巻二より。「玄品録」は古代から宋までの神仙・道士たちを時代別に並べ、伝記を書した上で、「道権」(道に沿って権力を行使した人)、「道品」(定義がよくわからないのですが、品格があると推薦された過去を持つ神仙や道士、という意味ではないでしょうか)、「道化」(道を広めるために変化した人、人に影響を与えた人など)、「道儒」(道を学んだ儒学者)などの種類に分類・評価した本です。王方平は「東漢」(後漢)の「道品」に位置付けられています。
伝記部分は「史記」「漢書」など歴代の正史から引用している人が多いのですが、この王方平については、宋代に成立した「歴代神仙体道通鑑」や「雲笈七籤」などの道教の書に拠っているようです。
未来のことを完全に予想できる人が政府の中にいたら、皇帝や大臣や宦官でも外戚でも正義派官僚でもなんでも、他の人が権力を掌握できなくて困りますから、本当のことは言いません、と約束しないかぎり、権力の中にはいられないのでありましょう。過去のことをぶつぶつ言っているやつならいいかも知れませんが。

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