7月7日 昔は相応に願いの事もありましたが

請速赴任(請う、速やかに赴任せよ)(「倦游雑録」)

若造にやらせておくわけにもいきませんからね。

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北宋の王介は、「俊爽」(すかっとするすごいやつ)と謳われていたが、

語言多易、人謂之心風。

湖州に赴任することになったとき、王安石が送別の詩を贈ってくれた。その結句に云う、

遥想邦人迎下担、白蘋州上起滄波。

以風能起波也。

パワハラかも知れません。しかし、窓口に通報してもこれぐらいではまともに取り合ってくれそうにない。

王介知其意、以破題為篇。

生若不為上柱国、死時猶合代閻羅。

おまえは閻魔大王みたいなやつだ、というのも言外に言っています。

王安石は笑って言った、

閻羅見闕、請速赴任也。

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宋・張師正「倦游雑録」より。暑くて、もうダメだ。ほんとにそろそろ赴任してきます。でも管理職は大変だな。棒で亡者を突いたりする現場の仕事がいいかなあ。七夕で空も涼しく、今日はお盆だし・・・と思ったが、まだ来週だ。しかし新暦の七月七日を以て七夕とはギャグにもなりません。あれは空に秋が来る来月の行事・・・いや、もう季節感なくなったからわからないですね。

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