9月27日 悩んだらAIに訊こう

香巌普済(香巌に普く済う)(「不下帯編」)

何をすればいいんでしょうね。

背中に火がついたように、夢中で何かをなければいけないのでは?

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唐代の終わりころ、

一山寺有病僧自題于戸。

曰く、

枕有思郷涙、門無問疾人。

「あわれなことですなあ」

適部使者至、憐療治之。

後、この使者が出世して、

言于朝、遂命天下寺院置延寿寮、専養病僧也。

この使者の名前が伝わっていないのが残念だが、たいへんな功徳ですごい天国に行ったであろうと申せましょう。

今蘇州之陳善人、本楽工。

「善人」というのはあだ名で、本名が陳鑑雄。「楽工」は人びとから賤視される身分ですが、彼は、

鬻歌京師、蓄纏頭金半千帰、首創普済院于虎邱之野、救療無力病人僧衆、及広行一切善事。

彼の活動が注目されるようになると、

富室助之者甚夥、遂成大功徳。賜宸翰曰香巌普済四字。

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清・金埴「不下帯編」巻四より。毎日、少しはガマンしているとはいえおそらく他人より多くのモノを食っています。おなかを空かせている子どもや困っている家庭も多いのに。「自分にできることを」ではなく、もう「限界突破」で何かしないといけないご時世なのではないか、と思われます。

ただし、上記の文中「現代」というのは、清の康煕年間(1662~1722)のこと、康煕帝から直筆の額をもらったのが康煕五十五年(1716)だそうですので、もう300年以上前のことです。暴れん坊将軍のころだ。そんな昔のことを参考にしなくてもいいかも知れません。現代においては、坐して待っていれば生成AIが何とかしてくれるかも。

明日暑いみたいですよ。もう体力切れなのに。

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