9月24日 二人までならいいのかも

醒酔相笑(醒めたると酔いたると相笑う)(「陶淵明集」)

日曜の夜、今日は「ひひひ、野暮用で遅くなったぜ」「へへへ、もうサボってしまえ」と一人で笑いながらもう寝ようと思ったのですが、心の中の第三者が「けけけ、ノルマ果たさずに寝ると夢見悪いぜ。どうせ何の価値も無いんだけどな」と言い出すので、「な、なんだと」「おまえに何がわかる」と反発してみますが、「けけけ、その何の価値も無いノルマを果たす、以外に今のお前は生きる意義を持っているのかい?」と言われるとそのとおりですね。ふむふむ。別に明日会社に行かなくても誰も困らないのでノルマを果たしますぞ。

この三人上戸、感じ出てていいですね。でも一人も醒めてるやつはいないのか。

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六朝の時代のことですが、

一士常独酔、一夫終年醒。

醒酔還相笑、発言各不領。

まあ、でも、横で見ていますと、

規規一何愚、兀敖差若穎。

わたしが思っているだけですけどね。

というわけで、

寄言酣中客、日没燭当秉。

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晋・陶淵明「飲酒」十三。詩意は明らかでまあいいんです。しかし、この「醒めているひと」と「酔っぱらっているひと」と「横で見ているひと」は同じ「陶淵明」です。「ひひひ、おまえはダメだな」「へへへ、酒代もったいない」「けけけ、こいつらバカ」と一人で笑っているとすると、相当ヤバイ感じがします。だれにも見られていないならいいのだが。

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