8月5日 今日も熱中しそうになるが克服

必作奸弊(必ず奸弊を作(おこ)す)(「牧民心鑑」)

暑いんでもうイヤになってきたので、投げやりです。こんなものでも読んで、ほんとにそんなことできるならやってみてください。

己を律することに長けていたといわれるしかのすけだ。自律神経が強かったのだ。

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明の時代のことなんで、現代のすぐれた文明ではそんなことないんでしょうけど、

人之猾者奸必作、事之冗者弊必多。

ふんふん。そうかも知れませんが、AIさえあればすべて克服できるでしょう。

しかし、むかしはAIが無かったので、知事さんや市長さんは悩みました。

自非有至公至明之能、豈能至無奸無弊之地。

だが諦めてはいけません。

苟有志、豈為難哉。

ふんふん。

必先律己以至廉、処事以至公、察事以至明、馭下以至厳。

この四つの「至」が手がかりだ。

・・・あとのことはやっといてもらえばいいのですが、部下を管理するのにすごく厳格に「される」方はイヤですね。

凡有号令必先丁寧教戒、以破其機謀。

新しい事が始まると、必ず①それによってもうけよう②うまく逃げようという「はかりごと」を考えるやつが出てきますから、先に封じておかねばならない。

或有所行、必加潜密察訪、以観其処置、処置稍有小弊、即痛縄之。懲一人以戒多人、察一事以戒余事。

われわれは孔子や顔回のようにすごく有能、というわけではないのだが、

能如是則人知懼、而弊不敢作矣。

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明・朱逢吉「牧民心鑑」絶奸弊章。むかしの人はえらいですね。ほんとにみんながこんなことしてたのなら。

今の人はみんながみんなこんな風にはできないので、必ず先ずは岡本全勝さんの本を読んで、明るくムリせず仕事をしよう。ムリすると管理職も係長もみんな壊れてしまいます。

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