8月13日 湿度高くて気力体力低下

初熟摘小(初熟に小を摘む)(「益知録」)

今日はまだナスの季節ではない。

おいらたちは秋が旬。

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明の初めごろのことだそうですが、県令の李亨のもとに、

窃茄相訴。

李亨が訴えを聴くに、

甲:業圃、茄初熟、乙窃而鬻于市。乙:鬻初熟茄于市、甲追奪之。

「なるほどなあ。ナスを持って来てくれ」

令命傾其茄于庭而笑。

何がおかしいのでしょうか。

笑い終えると李亨は、乙の方に向かって、

爾真盗矣。

と言ったのである。

「ええー?」

果為爾茄、肯于初熟時并摘其小者。

「ふぎゃー! ご明察にござりまする」

乙即伏罪。

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明・孫能伝「益知編」より。こんな本を読んでいればどんどん知恵が益しそうですね。

自分のものなら小さいうちに摘むことはない。自分のものではないから、ぎりぎりで生活している人の収入や知恵や人材や中小企業などの「金のなる木」もどんどん税金で刈り取っていくんだ・・・としたら、納得です。

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