7月13日 少子化対策の一環として

子必繁也(子必ず繁なり)(「酉陽雑俎」)

試してみる価値はあるカモ? どうせ効果薄なら。

とはいえ我々文明人がこんなやつに頼るわけにはいかないであろう。

・・・・・・・・・・・・・・・

唐の時代の科学では、

茄子熟者、食之厚腸胃、動気発疾、能根治竈瘃。

茄子の熟せるものは、これを食えば腸胃を厚くし、気を動かして疾を発し、竈瘃をよく根治す。

よく熟したナスは、これを食えば胃腸が丈夫になり、体内のガスを動かして疾病を活性化させて慢性化させず、ヤケド類を根治することができる。

とされていたようです。なお、「竈瘃」(そうしょく)は、文字通りには「カマド」と「しもやけ」です。この二字を続けた熟語がわからないので、ここでは「カマドの前で長く作業をすることでなる低温ヤケド」と解しておきます。

さて、あなたが

欲其子繁、待其花時、取葉布于過路。

その子の繁せんことを欲すれば、その花時を待ち、葉を取りて過路に布せよ。

子孫が繁栄することを願うならば、ナスの花が咲く時を待って、その葉を取って通り過ぎる道に散り敷け。

以灰規之、人践之、子必繁也。

灰を以てこれを規(ただ)し、人これを践めば、子必ず繁す。

灰を持ってきて、その上に枠を描き、あなたがそれを踏めば、子孫必ず繁栄するであろう。

俗にこれを

稼茄子(稼ぎナス、ナスにあやかって増やす)

と言っています。

ところで、ナスは、

僧人多炙之、甚美。有新羅種者、色稍白形如鶏卵、西明寺僧造玄院中有其種。

僧人多くこれを炙り、はなはだ美なり。新羅種なるもの有り、色やや白くして形は鶏卵の如く、西明寺僧・造玄の院中にその種有り。

坊主がよく火であぶって食うのだが、これが美味いのである(いわゆる「鴫焼き」でしょう)。また、シラギ種というグループがあり、色はやや薄目で形はトリのタマゴのようにまるっとしている。長安の西明寺の僧・造玄の住房に、その親苗がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・

唐・段成式「酉陽雑俎」巻十九より。少子化を防ぐのは簡単のようです。ナス食えばいいのだ。少子化を防ぐには何が何でも税金を増やさねばならない、という理由がわからなかったのですが、増税→ナスでも食うか→ナス消費増→繁栄、ということなのかも。科学的だ。
今日は涼しかったですね。今日の岡本全勝さんのHPにいいこと書いてあるぞ。

ホームへ
日録目次へ