説食不飽(説食するも飽かず)(「寒山集」)
隠棲しても町の中ではいろいろあってダメなのかも。山中に入らねば・・・。

地べたからおまえたちの隙を突くでムー!
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いったい何が問題なのかな?
説食終不飽、説衣不免寒。
食(し)を説くもついに飽きず、衣を説くも寒を免れず。
食い物の話をしても腹は満たない。
着る物の話をしても寒さは防げない。
観念では世界は動かないのだ。
飽喫須是飯、著衣方免寒。
喫して飽くにはこれ飯なるべく、衣を著ればまさに寒を免る。
食って腹いっぱいになるには、メシを食わねばならん。
服を着たら、それで寒さを免れることができるぞ。
よかったです。
現実のメシや服のことだけ考えていればいいのだ。先々の損得だとか、過去の経緯だとか、いったい何の意味があろうか。ところがおまえさんは、
不解審思量、祇道求仏難。
審らかに思量するを解せずして、ただ仏を求むるは難しと道(い)う。
そのことをよくよく考え、理解せずに、
ただ「ブッダを求めるのは難しいことだ」とばかり言っている。
ええ? ブッダですか? あんまりブッダのことは気にしていなかった。
廻心即是仏、莫向外頭看。
廻心(えしん)すれば即ちこれ仏、外頭に向かいて看るなかれ。
心をぐるりと回して自分に戻ってくれば、もうそこにあるのがブッダだ。外側に向かって目をぎろぎろさせていてはいかんぞ。
これは楽ちんだからやります。目をぎろぎろはさせずに自分に戻ればいいんですね。了解。そうだ、明日失敗しても「すんません」と言おう。「この年になってもおまえはダメだな」と言われたら「そうですね」、「出てけ」「はい」、これでいきます。よし、悟った!!!!!
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「寒山集」より。本日はこれでよろしいでしょうか。みなさんわかっていただけましたでしょうか。・・・ホントかなあ。ではまた明日(があれば)。
ちなみに今日職場の二階にムカデ出た。一匹見かけたら三十匹はどこかでダンゴになってるぞー。虫けらの復讐だー、うっしっしー・・・と午前中は興奮して元気でした。夜はがっかり。