3月調査報告4(上野の森)

3月18日(土)・・・・・・・・・・・・
雨で昼の所用が無くなったため、上野に行きました。
〇スリバチ山古墳 ・・・ 上野公園内にはかつて古墳群があったそうなんですが、現在原形が確認できるのはこれだけ。5世紀後半の前方後円墳。埴輪なども出土。

後円部方面の登り口です。意外と大きい。

〇上野の森美術館 ・・・ VOCA展開催中。四十歳以下の若手の平面作家(キャンバスや紙に画く絵画やガラス面、布、写真など)が一県一人、推薦を受けて出品する、という仕組みの現代アート展です。九年ぐらい前におもしろいよ、と言われて見に来たころは驚くことばかりだったのですが、最近は作者が若いこともあってか「薄いな」と思うようになってきましたよ。

いちおう登竜門。

会場の様子です。ここはロッカーが無いので生活用品を背負って移動している身としてはツラい。

〇国立博物館(本館・東洋館など) ・・・ むかしは「雨が降ったら東洋館」の暗くじめじめした臭いを感じに来たものだが、今はかなりかっこよくなっています。並べているものはあまり変わっていないのですが。東福寺展がはじまっているのですが、おカネもったいないし、特に今日見に来るつもりでもなかったので常設展のみに。特別展は後のお楽しみにしておきます。

・大安寺の仏像展 ・・・これはフリー。今日まで。

弘法大師座像。大安寺は「日本最古の寺」がうたい文句になってましたが、教科書に出てくる「大官大寺」なんですね。また一つ賢くなった。(が、その間に二つか三つのことを忘れてしまっているだろう)

・雛祭りと日本の人形展 ・・・ からくり系の図解おもしろかった。薩摩雛、琉球ビナは初めてみた。

相変わらず恐怖をそそる人形たちである。

・その他

ハニワだ。すばらしいです。日本の誇りだ。

東山魁夷「朝鮮の図」部分。東山魁夷は人間なのに、よくこんな絵を描けるものである。

・東洋館へ。最近は地下の東南アジアコーナーがお勧めです。

東南あじあはチャイナ・朝鮮に比べてやっぱりエロイので、それだけで美術としていいのだと思います。

ここまで来たらこの子に挨拶していきましょう。

チャイナの部屋にいます。

知る人ぞ知る「東洋館のアイドル」漢代加彩女陶。なんかもぞもぞしててかわいいと評判。貴族の死後のお世話のために造られた陶器(はにわ)です。ということは家内奴隷ですから、うへへ、いろんなことをされているのかも知れません、うへへへ。かつては「マスペロ博士寄贈ミイラ王女」がアイドルでしたが、平成のはじめごろに精密調査したら少年のミイラだとわかってしまい、アイドルから脱落しました(LGBTq的にはこれさえ問題なのかも)。

おまけ

東京駅ドーム内部です。目ん玉こわい。夜の所用に向かう我を監視しているかのようである。

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