10月7日 年齢的にもうムリかも

念弥陀十万(弥陀を念ずること十万)(「竹窓随筆」)

みなさんも一度自分でやってみましょう。

少しでも寝てはダメなのだ!

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「どうしてこんなことができないのか」

と部下や弟子を叱る前に、自分でやってみましょう。

さて、今は明代ですが、

世伝、永明大師昼夜念彌陀十万。予嘗試之。

自今初日分至明初日分、足十二時百刻、正得十万。

ぱちぱちぱち。

・・・正直に申し上げますと、

而所念止是四字名号。若六字、不及満数矣。

「なむあみだぶつ」ではなく「なんまんだーなんまんだー」というような感じでしょう。

飲食抽解、皆無間断。少間則不及満数矣。

睡眠語言、皆悉断絶。少縦則不及満数矣。

而忙急迫促、如趕路人無暇細心切念。細念則不及満数矣。

あ、そうか。

故知、十万云者、大概極言須臾不離之意、而不必定限十万之数也。

こんなことを言うのは、自分が手を抜きたいからではないのだ、

吾恐信心念仏者、或執之成病、因挙吾所自試者以告。

心配ですね。

或曰、此大師禅定中事也。則非吾所知矣。

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明・雲棲袾宏「竹窓随筆」より。単純計算だと一日≒24時間=86,400秒になるので、一秒間に1.2回ぐらい唱えないと10万回まで行きません。行けるかな。若い人は一度やってみてください。年寄は止めておきなされ。冷や水じゃ。

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