令和5年4月調査報告2

4月15日(土)・・・・・・・・・・・・・・・・
雨で観タマできず、しかたないので美術でも見に行きます。

〇練馬区立美術館「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」 ・・・ 中世写本美しい。

明日までなんで今日来ました。

小さいやつでも息を飲むような美しさなのは顔料がケバケバだからかも。

先に写字生が文字を書いてから、絵師が絵を描くんだそうです。その際に画柄の指定などもするらしい。

中世合唱の音譜。九人の修道僧が描かれている。坊主だから地味ですが、おもしろおかしい。

かっこいい写本台。世が世ならばわしはこの上で人生を終えていたはずなのに。まあ、今回の生もおもしろかったけどね。

〇板橋区立美術館「椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと」・・・ちんちんざんではありません。江戸末期の画家、もと御家人、渡邊崋山の弟子です。こちらも明日まで。

渡邊崋山と併せて「華椿画系」というのだそうです。崋山の息子の小華が椿山の弟子なので、まとわりついたら離れない藤のように一体化ですわ。椿山は江戸(小石川)の人ですが、関係資料は田原市立美術館にあるようです。

酒も女もやらずしかも少食、絵具もできるたけ使わないという十少室先生、ためになりました。だがこちらは中での撮影禁止なんで、撮影OKコーナーのネコだけ。このネコ、おしりにちゃんと肛門を見せて歩いています。

どちらもレベル高いですね。業者とか入っているんかな。

附)本日の民衆信仰調査資料3点。

練馬・中村橋の青面金剛。文化年間の建像。

板橋・滝の不動尊。富士講への出発の際などの水垢離場所であったそうです。夏は涼しそうですね。

ごぞんじ、江戸六銅造地蔵の一、巣鴨の銅造地蔵。とげぬき地蔵さんとは別です。

民衆の信仰は貧しく、つつましく、時々ばからしくて身につまされます。

次の調査へ
調査目録へ

WordPress.com Blog.