3月28日 毎日こんな居眠り・夜更かししてたら眠い

誓以死報(誓いて死を以て報ぜんとす)(「帰田録」)

NPB開幕しましたが、観に行ってません。今年はそんな簡単にチケット取れませんよ。変化の無い毎日です。仕方ないので昨日の続きです。

人に伝言を頼むときは忍者ネコのような極めて有能?な者に頼まないとうまく伝わらないものである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関南の民衆代表、太祖皇帝に異議申し立てていいますには、

「金を踏み倒された、というぐらいなら我慢もできましょうが、わたしどもは娘を略奪されてしまったのでございますぞ。皇帝さまも人の親、これはガマンなりますまい」

「まったくじゃ」
と太祖は頷かれました。
「かわいい娘が、どこの馬の骨とも知れぬ男に奪われたり、駆け落ちしたりしたらガマンできん」

それから、民衆代表に訊いた。

汝家幾女所嫁何人。

「え? うちには娘が●人おりまして・・・」

百姓具以対。

太祖は一人一人の嫁入り先を頷きながら聞いていたが、聞き終わると言った、

然則所嫁皆村夫也。若漢超者吾之貴臣也。以愛汝女、則取之得之。必不使失所。

与其嫁村夫孰若処漢超家富貴於是。

太祖は続けて、代表の顔をひたと見すえて、言った、
「親としてはどう思う?」

「なるほどのう」「いや、まいりもうした」

百姓皆感悦而去。

その後で、太祖は

使人語漢超、曰、汝須銭何不告我、而取於民乎。

乃賜以銀数百両。曰、汝自還之、使其感汝也。

ついでにかわいがっている女に何か買ってやれ」

これを聞きまして、

漢超感泣誓以死報。

ということであります。

・・・・・・・・・・・・・・・・

宋・欧陽脩「帰田録」巻一より。酒食もいいけど、やっぱりカネ、ですかね。

ホームへ
日録目次へ