餓獣豺虎(餓獣、豺虎なり)(「国語」)
明日から三日休んで、その後はもう国難だからおまえのような年寄は来なくていい、と言われると思うんです。お世話になりました。少し寂しいような気もしますね。

「きみは昼間のぼんぼりのようだなあ」と言われ続けて数十年。
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春秋時代の楚の国で、
闘丹廷見令尹子常。
闘丹廷、令尹子常に見(まみ)ゆ。
貴族の闘丹廷が、令尹(首相)の子常に面会した。
与之語、問畜貨聚馬。
これと語るに、畜貨と聚馬を問う。
会話の中で、たくわえた財物や、集めたウマの数などを訊いてみた。
・・・面会を終えた闘丹廷は、
帰以語其弟、曰、楚其亡乎。吾見令尹如餓獣豺虎焉。殆必亡者也。
帰りて以てその弟に語りて曰く、「楚はそれ亡びんか。吾、令尹に見ゆるに餓獣、豺虎の如し。ほとんど必ず亡ぼす者なり」と。
「豺」(サイ)は「やまいぬ」。特に欲深なドウブツとされる。現代において「ハイエナのようなやつ」というのに近いでしょうか。
帰ってきて、弟に向かって言った、
「我が楚の国はどうやら亡びるようだぞ。わしは総理大臣に会ってきたが、まるで餓えたケモノ、ずる賢いヤマイヌやトラのようなひとであった。ああいう人が亡ぼすんだよな」
と。
まあ、でも、この後いっぺん亡びそうになるんですが、なんとかまた復活するので、我々も大丈夫では。正常化バイアスによると。
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「国語」楚語上より。ほんと、大丈夫ですよ、責任ある正常化バイアス働いてるし。おそらくSNSでは「大成功!」といわれると思うし。ああ、よかったなあ。
「西牛東豚」という言葉を知らなかったので、諸橋大漢和辞典で典拠を調べなければ!・・・と思いましたが、それには及ばず、「カレーライスの肉」を表わす四字熟語らしいです。
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