3月17日 めんどくさくてできないから仕方ない

生王之頭(生ける王の頭)(「戦国策」)

生ける王の頭なんか、ネコも食わないでしょう。

ひしもち食うやつはいるでしょう。ひしもち以下の価値しかないかも。
でも王さまが死んでて、抵抗できない、とわかると百姓一揆のようにみんな一か所に集まって取り合いするかも。

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昨日の続きです。

・・・斉王は左右の者を制して言った、

有説乎。

韓蜀(←めんどくさいのですぐ出てくるこの字で行きます)が「王さまよりヒラの士の方が貴い」と言ったので、説明を求めたのです。

蜀は言った、

有。昔者秦攻斉、令曰有敢去柳下季壟五十歩而樵採者、死不赦。令曰、有能得斉王頭者、封万戸侯、賜金千鎰。

「柳下季」は(斉への道筋にある)魯の昔の賢者「柳下恵」のこと。本名は展禽といって、「論語」にも孔子の尊敬する先輩として何度か登場します。「壟」(ろう)は盛り土。つまりここでは「お墓」です。一鎰(いつ)は24両、1両は16グラムなので、250グラム強ですか。ということは1000鎰は250キログラム、金1グラムは今日は28,000円ぐらいだそうですから、計算すると、えーと、えーと・・・70億円かな。

これを考えてみますと、士でしかなかった柳下恵は、お墓を騒がしただけで死罪の価値。これに対して、生きている王さまは、首をとると諸侯になり、莫大な賞金ももらえますから、大きなマイナスの価値があることになります。

由是観之、生王之頭、曾不若死士之壟也。

宣王黙然不説。

雰囲気が悪い。左右の者たちは「状況を変えねば」と思ったのでしょう、まるで歌うように言い始めた。

蜀来蜀来、大王拠千乗之地、而建千石鍾万石簴。天下之士、仁義皆来役処。弁智並進、莫不来語。東西南北莫敢不来服、万物無不備具、而百姓無不親附。

今夫士之高者、乃称匹夫徒歩而処農畝、下則鄙野、監門閭里。士之賤也亦甚矣。

蜀は答えて言った、

不然。

「な、なにーーー!」
せっかく場を盛り上げようとしているのに、なんてことを。

はい、今日はここまでにございます。

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「戦国策」巻四「斉策上」より。この話まだ続くので、次回は別の話を入れてしばらくしてから第三回をやります。続けてやろうとするとだんだんめんどくさくなってきて、続けられないんです。

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