3月13日 何もしてないのにすごく忙しいんです

周人悪媒(周ひと、媒を悪む)(「袁氏世範」)

世の中には、本来ブラックボックスが必要なんでしょう。すべてが明るみに出ている時、人間社会は成り立ちうるのであろうか。

お前たちの所業は、熊野誓紙がすべてお見通しでカア。

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周の時代の官職を記した(とされる)「周礼」に、古代には「媒氏」という役人がいて、

主万民之判合。

とされています。「周礼」は古代にそんな発達した官僚組織なんかあるはずないやろ、と思う一方、社会風俗の反映と考えればなかなか参考になることが書いてある古典です。肝冷斎雑記の漢文日録30.6.30を参照いただきたいところですが、リンク貼れないですよねー。平成時代にはこんな碩学がおられたのだなあ。

この媒氏は、当時、憎まれたのだそうです。・・・と、宋代のひとが言っています。

古人謂周人悪媒。以其言語反復、紿女家則曰男富、紿男家則曰女美。

男はカネ、女はビジュアル、とは恐れ入りますね。このあたりから既に正義の観点からは間違っているわけですが、ここでは不問にして先に進みます。

近世尤甚、紿女家則曰男家不求備礼、且助出嫁遣之資、紿男家則厚許其所遷之賄、且虚指数目。

ビジュアルが抜けてカネだけになってしまいました。これは男女平等化して高評価?

若軽信其言而成婚、則責恨見欺、夫妻反目、至于仳離者有之。

「仳離」は「二人で並んでいるべきものが離れること」すなわち「離婚」のことです。

大抵嫁娶固不可無媒、而媒者之言不可尽信如此。宜謹察于始。

さらに現代では、もう誰も騙してくれないからあんまり結婚しなくなりました。まだする人がいるのが不思議なくらいなので、結婚するひとがいたら祝福しましょう。

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宋・袁采「袁氏世範」巻一「睦親」(親族仲良く)の巻より。封建道徳ばりばりの袁采が言っているので何やらおかしみもあるのですが、現代のひとが聞いても「はあ、それで」だと思います。男性学という学問があるらしいですからそちらで勉強してもらってもいいかも。このページはもったいないので、男女の婚嫁のことに限らず、人間関係や経済関係など全般に当てはめて考えてみればいいのかも。

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