2月9日 寒くて活動力がない、あるいは弱い

乾鼠燕石(乾鼠と燕石)(「後漢書」)

↑これはなんでしょうね。

どちらも美味そうでぶー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後漢の大学者・応劭が献帝に申し上げた。

昔鄭人以乾鼠為璞、鬻之於周。宋愚夫亦宝燕石、緹襲十重。

夫覩之者掩口盧胡而笑。

「盧胡」(ろこ)は「胡盧」と同じ、と辞書に書いてあるのですが、要するに、「げらげら」というオノマトペです。

さてさて、しかし、

斯文之族、無乃類旃。

知識人も政治家も大丈夫でしょうか。「わたしを攻撃する者はいろいろと仕掛けてくる」と叱られるかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「後漢書」巻四十八「応等列伝」より。知識人とかそいつらは困ったものだが、それにしても「乾鼠」「燕石」、一体なんなのだ。気になってきますよね。
「尹文子」という今は散佚した本に、次のような話がある(「戦国策」にも同話があります)。

鄭人謂玉未琢者為璞。周人謂鼠未腊者為璞。

周人遇鄭賈、人曰、欲買璞乎。鄭賈曰欲之。

「契約成立!」

出璞視之、乃鼠也。

ということじゃ。
同じ「璞」(はく)という呼び名でも全く違うもの(玉とネズミぐらい違う)を指すことがある。この人は賢者だ、と言っても、「賢さ」の意味が違うことがあります。「斯文の族」には往往あるのではないかな?

「燕石」についてはまた明日。

ちなみに、この文章、古代人はネズミを食っていたという証拠になりますね。有限な資源としてのネズミです。ネコなんかに譲らなかったのです。

ホームへ
日録目次へ


コメントを残す