2月8日 明日の朝は今日よりも寒いのだそうだ

穿衣喫飯(衣を穿(き)て飯を喫(くら)う)(「続焚書」)

こんなに寒いと着る服や食べるものが無くなってきてしまいます。しかも明日は出勤もしないといけません。ほんとに困ります。

寒い・・・眠い・・・。

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―――着るものや食べるもので悩んでいてはダメだ。
A)もっと高い志を持ちたまえ。資格や経歴を得ることだ。
B)株式や土地などの資本を得、社内留保を増やすことを考えたまえ。
C) まず持ち家が大事だ。資産にもなるし。
などの考え方があると思うのですが、みなさんは如何ですか。
うーん・・・。
これに対し、李卓吾先生は、

「着るもの食べるもの以外に悩むことなど何もないんじゃ」

と言ってきました。

穿衣喫飯、即是人倫物理。除却穿衣喫飯、無倫物矣。

世間種種皆衣与飯類耳。故挙衣与飯而世間種種自然在其中。

非衣食之外更有所謂種種、絶与百姓不相同者也。

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明・李卓吾「続焚書」巻一「答鄧石陽」(鄧石陽に答う)。おそらく鄧石陽は「管子」牧民篇「国頌」(国政の祝い歌、とでも訳すのかな)に基づいて、

とかなんとかそんな要らん質問をしたのでしょう。
「国頌」は夜中に訳すには長いのですが、がんばって訳してみます。

凡有地牧民者、務在四時、守在倉廩。

ここから突然七言の調子のいいコトバ続きます。ここは歌うんだと思います。

国多財則遠者来、地辟挙則民留処、
倉廩実則知礼節、衣食足則知栄辱。
上服度則六親固、四維張則君令行。

ちなみに、四維とは「礼・義・廉・恥」のことだ、と「管子」は言っています。

順民之経、在明鬼神、祗山川、敬宗廟、恭祖旧。

鬼神を明らかにし、山川に祗しみ、宗廟を敬い、祖旧に恭しくす・・・わたしなど大変すばらしい、と思って支配者に恭順になると思うのですが、明末の自由思想家・李卓吾先生にはダメでした。
―――この「国頌」は支配者のための教えではないか。「衣食足りて礼節を知る」は上が下を支配する、そのどす黒い心が背景にあるのだ。

「(わしらには)衣食以外に必要なものはないんじゃ!」

と断言しています。
さあ、支配者は何をどうするのか。衣食さえも削ってくるのか。それとももっと幸福にしてくれるかも。楽しみですね。

今日は破れた服を着て歩いていたのですが、寒かったので破れているとはいえ服を着ていてよかった。食べ物は不規則だがたくさん食った。家もあるし、明日の朝まで体温を保てるでしょう。ダメかも。

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