1月10日 寒いしなんにもしたくないですよね

真是異物(真にこれ異物なり)(「洛陽伽藍記」)

みなさんもしたくないですよね? それとも、何もかもがイヤなのはわたしだけなんでしょうか。「他のひとは頑張っている、何もしないのはおまえだけだ」という声も聞こえてまいります。ああー、もう、あたまきた、暴れてやるー!!!!!

正月を挟んで二キロ太ってしまい、うまく眠れなくなっているのもうつの原因かも。

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というようなことだったのではないかと思うのですが、南北朝の北魏の時代、洛陽の永橋の南には、白象坊と獅子坊(「坊」は道路際の塀で仕切られた一区画の町のことです。大邸宅の場合もあれば、小さな路地や長屋がひしめいているものもある)という二つの坊があった。

白象というのは、宣武帝の永平二年(509)、

乾羅国胡王所献、背施五綵屏風、七宝坐床、容数十人、真是異物。

「乾羅国」は西域に旅した僧・宋雲は「乾陀羅(けんだら)国」と表記していますが、「北魏書」では「嚈噠」(ようたつ)と書かれています。乾陀羅も嚈噠も、世界史で習ったひとは習ったと思いますが、西域の強国「エフタル」の音写。
「異物」が「坐床」なのか「白象」なのか、この構文ではわかりずらいのですが、意味的には「白象」に係っているのでしょう。

この白象は、

常養於乗黄曹。

「乗黄曹」というのも聞きなれないと思いますが、馬を飼育する施設を管理する係です。「乗黄」というのは何かというと、伝説の名馬なんだそうです。「淮南子」に後漢の高誘という人がつけた注に、

飛黄、乗黄也。出西方、状如狐、背上有角、寿千歳。

と出てまいります。
宮中の馬厩は、三国の魏の時に、後漢までの「未央厩」を改めて「乗黄厩」とし、以後の王朝に引き継がれたのだそうです。
「なんでお前がそんなこと知ってるんだ!」
「他のやつが知らんと思ってええ加減なこと言うてるんとちゃうか?」
「ネットでファクトチェックしなければいけませんわね」
と怒ってくる人がいるかも知れませんが、わたしが言っているのではなくて、范祥雍という人の注釈に書いてあるんです。
「なんだ、ちゃんとした人が書いているのか、ならいいや」
「はやく言いなはれ」
「結局AIには敵いません、ということね、おほほほ」「あははは」「いひひひ」
なんですかね、このひとたちは。
・・・なんにせよ、

ところが、

象常壊屋敗墻、走出於外、逢樹即抜、遇墻亦倒。

「ああー、もう、あたまきた、暴れてやるー!!!!!」

象が宮中から表に出るたびに、

百姓驚怖、奔走交馳。

「8時だよ、全員集合!」のコントの終りみたいになったのです。「全員集合!」を知らないかも知れませんが。
そこで、

太后遂徙象於此坊。

象は広い敷地に移り、ウマとの同居もしなくてよくなったので、それ以降はあまり暴れなくなったそうです。
それでこの一画は「白象坊」と呼ばれるようになったのである。

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北魏・楊衒之「洛陽伽藍記」巻三より。この象のような異物はもとより、我が国からはパンダもいなくなります。戦時中に猛獣を殺した因果がめぐったのであろうか、子どもたちの前から愛らしいドウブツがいなくなるのだ。哀しいことではありませんか。

なお、一世代上の方から、昨日の「罝筌」はこのように使うやつだろうという教示をいただきました。やっぱり年長の人はいろいろ知っていますね。大事にしなければいけません。

(教示)
「罝筌」は、たぶん、次のように使います。おじさんが、このかごを持ち上げて、川に入ります。魚がいると、上から落として、逃げられないようにしてから、手でつかむのか網ですくうのか。

観タマ記 令和8年1月10日

戸田で観ネコしてきました。
今日は、駐車場横にシロネコ、シマネコ(だいぶん足が治ってました)、さらにサビネコが増えたのですが、おまけにタヌキもいました。タヌキはシロネコの食べているのを横から取ろうとしてシロネコに猫パンチを食らって引き下がってました。猫パンチの速度はすごいですね。
このタヌキは、他のえさやりさんの話では伝染病で弱っているやつではないかとのことですが、腹のまわりの毛があるし、えさやりさんの見たところからは離れすぎているので別のタヌキではないかと思われます。しかし伝染病でもないとすると猫パンチで引っ込むものであろうか。

一番手前はシマネコ、次はわたしのネコ餌ぶくろ、真ん中より上の白いのがシロネコ、その左側にタヌキが顔を出しています。その向こうの黒いのは古タイヤ、その向こうの黒いのがサビネコ。太陽系みたいですね。
この直後にシロネコがタヌキにパンチ。

この角度でも撮ってみました。矢印のところにタヌキ。なお、上の写真の時には白ネコが真ん中あたりの透明ケースのあたりに移動しています。

今回初めて写真撮影に成功したサビネコ。かなりでかい。

↑のやつらはエサを与えるだけなのであまりこちらは消耗しませんが、ここから奥に進んだところにいるやつらは態度もでかく、しりたたき強要で疲れるだけでなく体のあちこちが痛くなります。
ただし、今日はシロミケと奥ミケには会えましたが、手前ミケ(今日はじめて「キティミケ」と呼ばれていることを知りました。頭が大きいのでキティみたいなんだそうです。なるほど)には会えませんでした。

タヒんでいるのではありません。かなりの時間しりたたきしたので、気持ちよくなったらしく、ごろごろしています。

しりたたきを休んで上の写真を撮っていたので怒ってきました。

このミケは失明しているのですが、態度はでかい。おしりたたくと少しづつ移動してこちらを困らせ、ついていかないと見えないのに睨んできます。今日は地面が暖かいのですぐ転がりました。

寒いのでそろそろ全滅してるのではないか、くっくっく・・・と思ってきましたが、会えなかったキティミケもエサやりさん(わたしもですが)の話だと元気そうなので、今日のところはざんね・・・いや、安心です。

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