12月29日 今年ももう終わり来年こそ山中に

貯歯頬中(歯頬の中に貯う)(「唐才子伝」)

伊豆大島でもぐもぐとたくさん食ってきました。いや、噛まずに飲み込むぐらいの勢いじゃ。内臓破裂してしまうのではないかと思うぐらい食った。

あなたがたが求めているものは、しりこだまよりも価値あるものなのだろうか。一度考えてみるがいい・・・けど如何でしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

徐凝は浙江・睦州のひと、唐の元和年間(806~820)に郷里ではそこそこ名の通った詩人であった。

無進取之意、交眷悉激勉、始游長安。

しかし、文壇やおえらがたの宴席にも出てみたが、

不忍自衒鬻、竟不成名。

将帰、以詩辞韓吏部。云、
一生所遇惟元白、天下無人重布衣。欲別朱門涙先尽、白頭游子白身帰。

知者憐之。

でも本人はそうではなかったんです。

遂帰旧隠、潜心詩酒、人間栄耀、徐山人不復貯歯頬中也。

老病且貧、意泊無悩、優悠自終。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

元・辛文房「唐才子伝」巻六より。かっこいい。今だけ、カネだけ、自分だけ、のみなさんにも学んでいただきたいものだ。・・・学んだらそうでなくなってしまうから学ぶはずないとは思うんですが。

このひとはまだまだ引っ張りだこなのでまだまだ山中には入れませんね。ところで「引っ張りだこ」は「凧」?「蛸」?

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す