12月28日 少しは暖かいと思ったがここも(予定)

門冷如氷(門冷えて氷の如し)(大沼枕山「歳晩書懐」)

今日は伊豆大島に来ているのですが、寒い。もう早く寝ます。(予定)

人生とはよく眠ることと見つけたり!寝ている間にサッチャー改革見直しされてるかも。

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門冷如氷歳暮天。衡茅林麓鎖寒煙。

牀頭旧暦無多日、鏡裏春風又一年。

「鏡裏の春風」はたいへん新鮮な詩語ですね。ちょっと驚きました。

技拙未成求舎計、家貧只用売文銭。

なんとか正月を越さねばならぬ。

間来揀取新詩句、市酒猶能祭浪仙。

「浪仙」を「波乗り仙人」と訳してみましたが、これはどう考えても「宝船に乗った七福神」のことだと思います。「鏡裏の春風」ではなくこれ(「浪仙」)がゼニになる新詩句かも。

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本朝・大沼枕山「歳暮書懐」(歳暮に懐(おも)いを書す)七絶(「明治大正名詩選」(昭和十二年・木下彪編)前篇所収)。枕山、名は厚、字は子寿、通称は捨吉。江戸に生まれ、若くして尾張・鷲津益齋の有隣舎に学ぶ。江戸に戻って下谷吟社を創立、「詩界ノ大宗トシテ絶テ比肩スル者ナシ」と言われた。明治二十四年(1891)没、享年七十四。
この詩はまだ幕末の江戸で、秋に火事で焼け出されて借家住まいの年末のようです。

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