12月25日 体重増が止まらない。冬眠態様か。

不知是否(是なるや否やを知らず)(「括異志」)

冬眠を繰り返せば、寿命は二倍ぐらいになるかも。

生きていること、を含めて、いろんなプレゼントを既にもらっている、というのだ。本当かどうかはともかく。

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宋のころ、高閬(こうろう)という人がいました。四川の出身で、元の姓名を向良といったそうだが、

少為郡吏、抵罪亡命、遂易姓名焉。

雖眇一目、而神検高爽、善詩。来往江湖之間、深得養生之説、飲酒至数斗不乱。

宋代の一斗は現代の半分ぐらい、9リットル強です。

許申という役人が江東転運使(物資輸送等の担当官)となって長江下流域に赴任してきた時、高閬と知り合い、頼み込んで健康ブレーンになってもらい、あちこちに視察に行くときにも同行してもらった。

ある時、

艤舟貴池亭、有九華李山人者、与高有旧、因謁。

そこで許申がパトロンとなって高閬、李山人と三人で宴会になったが、

使飲、各尽二斗余、殊無酔態。

やがて、

高取釣竿、謂李曰、各釣一魚、以資語笑。然不得取蟹。

乃鈎餌投坐前甓罅中。

俄頃、李引一蟹出。高笑曰始約釣魚、今果取蟹。可罰以酒也。

高閬は、

後死于滁之琅耶山僧寺。

将終、以玉笛授僧曰、此開元中寧王所吹者。然不知是否、時已幾百歳矣。

これは許申の孫の子・許聞海の証言である。

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宋・張師正「括異志」巻第七より。なんでカニはいかんのでしょうか? 本当の話か否かはともかく、謎は深まるばかり。我らが人生の如きかも。

490万番も500万番もまぼろしかも知れません。

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