12月23日 スマホでネコ動画見ているうちに深夜に

極誠無妄(極誠にして妄り無し)(「草木子」)

明日は寒いみたいですね。朝起きるのムリでしょう。いよいよ「体調悪い」を使うか。

物価高対策にはケーキを食べればいいじゃないの。七面鳥が無いならカモ食えばいいじゃないの。

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元の世祖(フビライ=ハーンといった方がわかりやすいですよね)は河北を平定すると、謀臣・劉秉忠に京城・大都を築くことを命じた。今の北京である。

宮城の予定地に基礎を築くために地面を掘り下げたところ、

得一巨穴。内有紅頭虫、不知其幾万。

うひゃあ。うじゃうじゃと蠢いております。われわれ常人なら気持ち悪くて逃げ出すところですが、さすがはフビライである。わざわざその様子を見に行って、劉秉忠に訊いた、

此何祥也。

劉は答えた、

異日亡天下者、乃此物也。

元の滅亡の原因となった「紅巾の賊」を予言した―――という、劉秉忠の神がかった能力を伝える伝説なのですが、このお話には続きがあります。

フビライは「そうか」と頷いて言った、

天下無不敗之家、無不亡之国。朕之天下、後当誰得之。

(ああもうめんどくさい人だなあ)
と劉秉忠は思ったのかどうか知りませんが、この際、何かの忠告をしておこうと思ったのでしょう、彼は答えた。

西方之人得之。

これは後の歴史を見ると予想外れでした。実際には明の朱元璋だった。だが、劉はフビライの弟、イランに巨大な帝国を気づきつつあるフラグ=ハーンか、その子孫に留意せよ、と言いたかったのかも知れません。なにより漢民族が弾圧されないように、「漢民族ではありません」と言っておきたかったのかも知れない。
フビライは別の事を考えた。

世祖以八思麻帝師有功、佐平天下、意其類当代有天下、思為子孫長久計。

ここにおいて、帝は、

尊其爵至於一人之下万人之上、豊其養至於東南数十郡之財不足以資之、隆其礼至於王公妃主皆拝伏如奴隷。甚而為授記、藉地以髪、摩頂以足。

なぜこんなことをしたかというと、

欲陰損其福、而泄其気。蓋所以虚隆其至貴之礼、冀陰消其天下之福。

このあたりは、われわれ島国の人間には理解できない大陸的な深謀遠慮ですね。
やがてパスパが死ぬと、

西方再請一人以襲其位。事之一遵其制。其所以待之如此者。

もちろん代わった者は、パスパのような能力も知識もない。
(どうやらだいぶん「気」が漏れたようじゃな)
と、フビライは一人ほくそ笑み、安心したのであった。ああ、だが、

豈知暦数不可虚邀福禄為彼之妄得。

この作者(葉子奇)らしい、難しい構文ですね。

というような意味でしょうか。
もともと、

達達即韃靼。耶律即契丹。大金即完顔氏。生達達自虎林田地来。其性至実、無一毫之偽。而上天以宇宙畀之。而不畀之他部族。

「畀」(ひ)は、「与える」。

其故何哉。

豈不以其極誠而無妄。聖賢伝心之学也。

なるほど。

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元・葉子奇「草木子」巻四下「雑俎篇」より。冬至も過ぎて一陽来復、だんだん春になってまいります。やっぱり我々日本人の得意である誠実で偽り無き精神でがんばれば、日本も世界もこれからよくなってくるんですよ。〇市さんに従って、今だけ、カネだけ、自分だけ、のグローバリズムを乗り越えればいいはずだ!!!

・・・と思うのですが、実は最近の世の中の動きはあまりよくわかりません。〇市さんとかどんな政策なのかな。テレビ新聞など読まないので、岡本全勝さんのHPだけが頼りだったんですが、今日もどうせ更新はされてないんだろうなあ。ホントは技術的な問題ではなくて、あに知らずや、めんどくさくて更新してないだけであるかも知れませんぞ。確認するのもめんどくさくなってきた。みなさんここをクリックして自分で確認してみてください。

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