12月20日 沖縄でネコに齧られてきました

不揣其本(その本を揣(おさ)めず)(「唐才子伝」)

もう帰ってきましたが、東京も案外暖かいですね。これなら地道に東京にいてもよかったかも。

しかしながら地道に努力する気にはなれなんでぶー

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唐の終りごろに鄭良士、字・君夢という人がいました。若いころ、なかなか詩名があった。もともと福建の人であるという。

咸通中累挙進士不第。

やがて世間でもあまり彼の名を聞かなくなったのですが、

昭宗時、自表献詩五百余篇。

勅授補闕而終。

以布衣一旦俯拾青紫、易若反掌、浮俗莫不駭羨、難其比也。

漢の制度で、印を繋ぐ紐(「綬」)の色が、公侯は紫、大臣である九侯は青だったことから、「青紫」は高位高官のことを言います。「布衣」は無位無官。

旧言詩或窮人、或達人。達者、良士是矣。亦命之所為、詩何能与。過詩、則不揣其本也。

「揣」(し、たん)はもともと「手で高さを揃える」意味ですが、「揣摩する」(推しはかろうとする。手で触って高さを計ったり、撫でたりしてどういうものか調べる、という気持ちです)という熟語があるように普通は「測る」の意味で使います。ただし、「測る」より「高さを揃える」の意味から「治める」という訓もあるので、ここではそちらを使います。

と言われてしまいました。

また、「白巌集」という詩集十巻があったはずだが、今は伝わらないので、どんな詩を作っていたのかもよくわからなくなってしまった。

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元・辛文房「唐才子伝」巻十より。出世したけど活躍する前に死んでしまったのだそうです。だとしてもみなさん地道にやらねばいかんよ、ということだと思います。不具合ならしようがないですが。

ネコの方のお姿。

登場される。

ネコ用ハンモックをお気に入りになる。

ハンモックにお乗りになりご満足のようである。

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