12月18日 昨日の続きをしておきます。

天吏則可(天吏はすなわち可なり)(「孟子」)

さすがだ。こんな国会答弁が出来る人がいれば大人気であったろうなあ。

国会だけでなく国際関係でもトラのごとくヒトラーのごとくムソリーニのごとくマウント取れる人なら最高の指導者だ。国は安泰だ。すばらしい。本心か。

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(前回のあらすじ)

あるひとから「斉に勧めて燕を伐たせたのだそうですな」と訊かれた孟子、

未也。

と答えたのであった。

「ええー! 

・・・・・・・・・(ここから今回)・・・・・・

だってあなたは沈同に訊かれたときに・・・」

孟子は答えて言った、

沈同問、燕可伐与。吾応之曰、可。

彼然而伐之也。彼如曰孰可以伐之、則将応之曰、為天吏則可以伐之。

今有殺人者、或問之曰、人可殺与。則将応之、曰、為士師則可以殺之。

今以燕伐燕。何為勧之哉。

これでおしまい。

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「孟子」公孫丑篇より。ぎゃふん、と言わされましたなあ。「孟子」の議論はマウント取りが甚だしすぎて辟易しますが、実際にはこんなにうまく議論してなくて、孟子が隠棲後に弟子たちと作った模擬問答集だからなんです。実際にはこんなに見事にマウント取れてなくて、勝ったり負けたりおどおどしたりどぎまぎしたりしていると思います。

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