12月9日 明日人間ドックで早起きつらい

果退三舎(果たして三舎を退く)(「呂氏春秋」)

寒いのに行きたくない。誰か代わりに行ってほしい。全勝さんはまたどこかに講演に行ってるのかな。寒いのにたいへんですね、うっしっし。HP更新できない間にどんどん言いたいこと言っておこう。

不吉なことあったらおれたちオバケにくれ。不吉こそおれたちにとってはパラダイス。

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紀元前5世紀、春秋の末ころのこと、宋の景公は、

熒惑在心、召子韋問焉。

「熒惑」(けいわく)は火星、「心」は二十八宿のうち、さそり座アンタレスを含む星宿。

子韋は言った、

禍当君。

「そうか・・・」

雖然、可移宰相。

景公は言った、

宰相、寡人所与理国家也。

可移於人。

人死、寡人将誰為君。

可移於歳。

歳飢人餓、誰以我為君。

子韋は居住まいを正して言った、

君有至徳之言三、天必三賞君、熒惑必退三舎。

「一舎」は軍隊が一晩泊まることをいい、距離の概念としては軍隊の一日の移動距離三十チャイナ里(15キロ前後)。ただし、ここは天文学の単位なので、天球上の一定の「度数」です。

一舎行七星、星当一年、君延二十一年也。

確かに、その晩の観測結果では、

熒惑果退三舎。

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秦・呂不韋編「呂氏春秋」季夏篇第六より。読者諸兄におかれては、景公がどこかで「それなら女房に・・・」と切り出すと思って心待ちにしてたのではありませんか。

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