12月7日 外食すると普通に1500円~2000円

必見大寒(必ず大寒を見よ)(「桯史」)

寒くなってきました。でもまだまだ大雪節です。小寒・大寒の時期になっても耐えられるように暖房はまだガマンだ。大寒のころにはレーダー照射では済まなくなっているかも。

地中に入れば暖房は要らないし、誰にも見つからないし一石二鳥でモグ。

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南宋の慶元年間(1195~1201)、宮中クーデタで実権を握り、朱子学を弾圧し、金に無謀な対外戦を仕掛けた韓仛冑(かん・たくちゅう)とその弟・韓仰冑(かん・ぎょうちゅう)は、

頗与密議、時人謂之大小韓。求倢経者争趨之。

ある日、宮中で宴会があって、俳優(芸人)が呼ばれて寸劇を演じた。

優人有為衣冠到選者、自叙履歴材芸、応得美官、而留滞銓曹、自春徂冬、未有所擬、方徘徊浩歎。

又為日者弊帽持扇過其旁、遂邀使談庚甲、問以得禄之期。

日者厲声曰、「君命甚高、但於五星局中、財帛宮若有所礙。目下若欲亨達、先見小寒、更望成事、必見大寒可也」。

蓋以寒為韓、侍燕者皆縮頸、匿笑。

しかし、宴会に出ていた韓仛冑、韓仰冑兄弟は特に気づくことはなかった。

わしはそのころ、宮中の宴会に出られるような身分ではなく、安徽の祁門に所用で行ったことがあった。夜、宿舎で休んでいたところ、

見壁間一詩。

読んでみますと、

蹇衛衝風怯暁寒、也随挙子到長安。

路人莫作親王看、姓趙如今不似韓。

「ふむふむ」

漫味語意、乃天族之試南宮者所作。旁有何人細書八字。墨蹟尚新。

霍氏之禍、萌于驂乗。

と。(権力の一番ある時に、失敗のタネが蒔かれている、というような意味です。)
思うに、

優語所及、亦一驂乗也。蒙其指目者、反懜然若不少悟。何耶。

いわゆる「正常化バイアス」だと思います。

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南宋・岳珂「桯史」巻第五より。これ、安徽の旅館で「何ぴとか細書して・・・」という落書きを見たとありますが、おそらく筆者が自分で書いてきたんだと思います(実際にはこの八字は古語(昔からのことわざ)なので、ほんとは書いてさえ無かったかも知れません)。
「なんだと!」「説明してほしいものですわね」「叩いてマウントを取らねば」
筆者は南宋初期の忠臣・岳飛さまの孫とはいえ、いかにもオールドメディアみたいな自作自演・でっち上げです。たしかに権力掌握の方法に正当性は無いとはいえ、曲りなりにも金に宣戦して南宋のナショナリズムを煽った韓托冑政権の足を引っ張ろうとするとは、国賊です。反〇です。SNSで・・・と思っているうちに、史弥遠のクーデタで韓仛冑が暗殺されるとまた手のひらを反すんですよね、宋のやつらは。怪しからんなあ。膺懲?せねば?ならぬかも? (←このように言いたいことをそのまま言えず、複雑な表現をせねばならない時代になったのだ、ということですぞ。全勝さんみたいに(HPが動かないだけで自らの意志ではないとはいえ)沈黙(笑)を守っているべきかも。うっしっし。)

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