12月1日 もうやる気ないんですわ

反以笑人(反って以て人を笑う)(「庸閒斎筆記」)

人を笑うと心も晴れ晴れ。みんな笑いたいですよね。

大笑いしているか、泣いているのか。

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清の嘉慶辛未年(1811)三月のことじゃが、恩錫さまが江蘇の太守に任命された日は、

天気頗炎、朝冠用皮、人多訝之。

―――暑いので夏用の布製にするか、そうでなければ「絨」(毛織物)の縁取りをつけてないと・・・。

いやいや。

不知未換涼帽之前、朝冠無不皮者也。

其用絨縁者、乃宮嬪之冠。

国家定制如此。

明の文裕公・陸深さまが子孫に、自分のメモした先輩たちの言動を熟読するよう命じたときの言葉、

士君子有志用世、非兼通今古、何得言経綸。今世学者、亦有務為博洽、然問及朝廷典故、経制、沿革、恍如隔世、縦才華邁衆、終為俗学。

と。

此説、読書人不可不知。

ところが、

直省文武各官、朝冠大率皆以絨縁、習而不察、反以笑人。

わっはっはっはっは。

亦可笑也。

なんと、お墨付きが。
わははは、わははは、わはははははははははは・・・
笑う門には福も健康も来るというんですから、笑わにゃそんそんです。

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清・陳其元「庸閒斎筆記」巻六より。わははは。それはおかしい。大のおっさんが女官の格好とは。こっちの方が笑えるようだからこちらに乗り替えよう・・・かな、と思ったが、まだあちらのやつの方が多いようだ。あちらにしておこうっと。

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